同社もバブルの影響を受けていた。直接的な債務免除はなかったものの、金融機関から300億円のDES(貸付金の株式化)により、実質的な債務免除を受けた。その時に瀕死の㈱新井組に対して三井住友銀行が640億円の債務免除を行ったうえで、鴻池組と資本提携させている。三井住友銀行主導の下、平成14年2月1日付で「資本並びに業務提携協定書」を締結、実質鴻池組が新井組を傘下に納めた。しかしながら、トボトボ歩きの両社は、同じ関西が主地盤であり、提携など旨くいくはずもなく、平成19年8月資本業務提携を解消するに至る。両社のメインバンクは三井住友銀行。よりによってNISに新井組を引き取らせたため自滅、平成20年8月負債総額427億円で民事再生法の適用申請を行い破綻した。