鴻池組研究②
新井組を離した鴻池組は、再建なるかと思われたが、サブプライムローン問題の進行で不動産ミニバブルが弾けた頃から、焦げ付きが目立ち始め、これまでに、みらい建設工業889百万円、スルガコーポレーションに64百万円、愛松建設299百万円、アーバンコート145百万円、日本綜合地所430百万円、あおみ建設41百万円などに焦げ付きを発生させた。同社の経営は利益構造に歪みが生じたままであり、まだ本調子ではない。そうした中での焦付はボディーブローになっており、またこん日の建設不況による影響も計り知れない。
同社の売上高構成は73%が建築工事での売上高であり、土木も強そうであるが、売上高そのものは24%程度である。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 税引前利益 | 当期利益 |
08年9月期実績 | 289,947 | 770 | 2,678 | -798 |
前期比 | -0.9% | -88.2% | ||
09年9月期実績 | 225,213 | 2,878 | 1,383 | -2,377 |
前期比 | -22.3% | 273.7% | -47.4% |
[ 2010年2月25日 ]
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