アイコン 赤ちゃん誕生直後のカンガルーケアの問題点と注意点

カンガルーケアの問題と対策は、赤ちゃんの体温を下げないことである。
赤ちゃんの体温は生まれる直前の子宮内で38度、誕生して外気にさらされる。

産科の空調は26度位に制御されている。赤ちゃんは生まれてから、いろいろな処理や検査があり、最低でも30分~40分はかかる。その後カンガルーケアが行われるが、お母さんの体温は36度~38度、カンガルーケアで抱っこする接触部分は温度が高くなろうが、接触しない身体の体温は、産着を着ても室内温度にひきづられる。赤ちゃんの体温が急激に低下することが、赤ちゃんに大きな負担となっている。重度になると呼吸困難に陥るとされている。
死亡事件もカンガルーケアが10年位前から日本に導入され、19件発生しているという。あくまで死亡例は公式発表数である。死亡しなくても一時的に酸素吸収ができなくなり、脳に障害なども生じる懼れがある。
そういう危険性のあるカンガルーケアが、全国の産科の7割以上で行われているという。
赤ちゃんの体温急低下対策を講じた産科が、どれほどあるのだろうかと懸念されるところである。そうした可能性がある以上、これまで日本では行われていなかった誕生直後の抱っこは危険といわざるを得ない。
カンガルーケアは母乳の出が良くなるといわれているが、赤ちゃん誕生の精神的な部分の醸成こそ、産科の果たす役割ではないだろうか。

専門家の先生のホームページで、問題点が指摘されている。
http://www.s-kubota.net/ 

赤ちゃん
 

[ 2010年3月 8日 ]
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