(株)コマーシャル・アールイー/民事再生申請 負債総額150億円
(株)コマーシャル・アールイー(ジャスダック、東京都中央区八重洲1-5-4、代表:甲斐田啓二)は、5月6日に東京地裁へ民事再生法の適用申請。負債総額は約150億円が見込まれている。
申請代理人は、松下満俊弁護士(電話03-3212-1451)ほか、監督委員は宮川勝之弁護士(電話03-3213-1081)が選任されている。
同社は、1980年(昭和55年)6月に埼玉県吉川町で設立された事業用不動産・住居用不動産のサブリース会社で、89年11月に幸洋建設(株)から(株)幸洋コーポレーションに商号変更。95年10月に株式を店頭登録(現:ジャスダック上場)し、2000年7月に東京都新宿区に本社を移転。最近では物流倉庫事業からレジデンスへ展開。不動産売買や売却目的のための不動産開発などして2008年3月期の年商は465億45百万円計上していた。
同社代表の甲斐田氏は、アパマンの大村氏が独立当初起こした圓井研創時代には大村氏の腹心として同社を牽引していたが、大村氏が圓井研創を甲斐田氏に任せ、独立してアパマンショップネットワーク作りに奔走、その時のアパマン会員になった幸洋コーポレーションの社長と同じ会員であった圓井研創の甲斐田氏が意気投合、甲斐田氏は幸洋コーポレーションの社長に招聘され、アパマンショップグループと袂を分かった。
大村氏と甲斐田氏は犬猿の仲状態になっているが、大村氏も圓井研創の経営を甲斐田氏に勝手に譲り、アパマンショップネットワークを起業、その目的であった全国の不動産会社のネットワークを行っていたものの、その後不動産ミニバブルに乗じて、アパマンを不動産投資会社に変貌させたため、今では甲斐田氏と同じ穴の狢になっている。大村氏の場合は、人脈が豊富であり、乗り越えられると思われる・・・・・。
なお、ケネディックスは不動産投資ファンドであり、同社所有不動産が目的で、資本参加はあくまで見せ掛け程度のものであったと推察されていた。
<コマーシャル・アールイーの連結会社等>
連結会社等 | 所在地 | 事業 | 資本金 |
株式会社天幸総建 | 神奈川県 | PM事業 | 100 |
株式会社CREレジデンシャル | 福岡市中央区 | PM事業 | 100 |
株式会社リーシング・マネジメント | 東京都中央区 | PM事業 | 100 |
株式会社ユーティライズ | 東京都中央区 | PM事業 | 100 |
株式会社CRE投資顧問 | 東京都中央区 | AM事業 | 100 |
株式会社CREアセット | 福岡市博多区 | AM事業 | 100 |
株式会社CREアシストファイナンス | 福岡市博多区 | AM事業 | 100 |
株式会社コスモライト | 福岡市中央区 | AM事業 | 100 |
(その他の関係会社) | |||
ケネディクス株式会社 | 東京都港区 | AM事業 | [29.44%株保有] |
[ 2010年5月 6日 ]
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