伊波市長の国提訴の報道を聞いて大笑いした。
「世界一危険な普天間基地」がある宜野湾市の伊波市長が国を提訴するとの報道には正直言って「アポーン」である。何、考えてるんだろう、この人は。
伊波氏は過去の普天間報道での発言でも明らかなように、「世界一危険な基地」を普天間から移設させたくない勢力である。
伊波氏が普天間基地を世界一危険な基地と認識し、基地周辺の住民の「命」を少しでも心配してるんだったら、まず普天間基地を、もう少し安全な地区への移設を考えるはずだからである。苦悩しながらも 条件付で、普天間基地の辺野古への移設を容認してくれている、辺野古地区の自治会(辺野古、久志、豊原)の皆さんに頭を下げて、普天間基地移設をお願いすべきである。
「世界一危険な基地」を普天間から辺野古に移設すると言ってくれている国を訴えるなんて『正気の沙汰ではない』基地外である
「狼魔人日記」に、まったく同感である。【インターネット長崎奉行;遠山金四郎】
伊波市長の国提訴の報道を聞いて大笑いした。 (狼魔人日記)
「世界一危険な基地」をより安全な辺野古に移設するという国を、「危険な基地」の移設に最も反対している伊波市長が提訴するという。
これがお笑いでなければ、何であろう。
だが、宜野湾市民の筆者としては笑って済まされる問題ではない。
左翼勢力が、この手の勝算の無い訴訟に意義を見出すことは彼らの勝手だが、自治体の長が血税を投入してまで勝訴の見通しの無い裁判を強行してよいものだろうか。
沖縄の左翼弁護士に調査を依頼したら、勝ち目の無い裁判でも、行け行けドンドンなのは靖国訴訟の例でも明らかであるが、今回の提訴の理由も、聞いて呆れる噴飯物で、こんなクダラン事に調査費だけで120万円もの血税を既に投入しているという。
それに伊波市長の提訴の最大の目的は、来る11月の県知事選立候補に備えてのパーフォーマンスであることは、賢明な県民なら誰でも承知のこと。
これまでも伊波市長が、「世界一危険な基地」を売り物にしてマスコミに露出しまくり、今では仲井真県知事より知名度は高いとさえ言われている。
これは売り物の「普天間基地」を利用した一種の「選挙運動」のはずだが、これに満足することなく、今度は自分の売名行為に血税を使う魂胆なのか。
訴訟の可能性を依頼した弁護士は提訴の理由をこのように述べている。
「市の中心部に長期間基地が居座ることで、市が本来果たすべき住民への行政、福祉活動の増進を妨げられている」と指摘。「憲法で保障している地方自治権を飛行場が侵害しているという問題に突き詰めることができる」。
宜野湾市民の筆者は、基地の存在による行政、福祉活動に不都合を感じたことはただの一度も無いのだが、何をもって「住民への行政、福祉活動の増進を妨げられた」と断定するのか。
また、飛行場に隣接していることが憲法違反になるのなら日本国中、憲法違反の自治体だらけになるのではないか。
危険危険と大騒ぎするが、物事には優先順位というものがある。
いくら人間の命は平等だといっても、危険に瀕したら誰よりも先に自分の家族の生命を守るのが人情であり、人間としての道理でもあるはずだ。 それが個人にとっては生命の優先順序である。
同じように、一国の最高責任者にとって命の優先順位は地球上の人類の生命より、自国民の生命の安全を守るのが責務であるはずだ。
宜野湾市民が「世界一危険な基地」に隣接し、危険な状況に頻しているのなら、伊波宜野湾市長は、自治体の最高責任者として、何よりも優先して一刻も早く危険な基地を他に移設し、宜野湾市民の生命を守ることが市長の最優先責務のはずである。
筆者が伊波市長の国提訴の話で爆笑するのは、宜野湾市民の生命の安全は二の次にして、「ジュゴンを守れ」とか「沖縄の美しい海を埋めるな」とか叫ぶ左翼勢力と結託し、実は「普天間移設」に最も反対しているのは他ならぬ伊波市長その人だからである。
その人が普天間移設を急いでいる国を訴えるって?
笑いを通り超して怒りがこみ上げてくる。
提訴の可能性を調査するだけで120万円の血税を費やしたというから、この人物、自分の売名行為のため一体総額でいくらの血税を訴訟費用に費やすつもりなのか是非とも公表して欲しいものである。
本人が知事選の前のパーフォーマンスとして国を提訴するのはミエミエだが、提訴した後、知事選立候補のため市長辞任をしたら一体どうなるのか。
自分のポケットマネーで提訴するのなら文句も言うまい。 だが、少なくとも市民の血税を投入して勝ち目の無い提訴をしておきながら、自分は知事選立候補のため市長を辞任する。 そんなことは宜野湾県民は言うまでもなく、全沖縄県民が許さないだろう。
提訴だけして、市長辞任は一種の責任放棄になるからだ。
ということは、今回の提訴は事実上の知事選立候補の断念宣言と言うことになる。
パーフォーマンス男の伊波市長、得意のパーフォーマンスが行き過ぎて自縄自縛に陥ったようだ。
伊波宜野湾市長殿、どうか県知事選への立候補は諦めて、「普天間基地訴訟」を続行し、最高裁まで戦って欲しい。
その際、控訴、上告に血税の投入は遠慮してもらって、ご自分のポケットマネーと御得意の左翼カンパの「浄財」で経費はまかなって欲しい。
2010年7月3日
【宜野湾】米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は2日、記者会見を開き、国が同飛行場の危険性を放置したまま米側に提供し続けているのは違憲だとして、国を提訴する意向を示した。伊波市長は「政府の普天間飛行場提供の在り方を司法に問いたい」としている。9月招集予定の市議会定例会に訴訟費用の一部を盛り込んだ2010年度補正予算案を提出する。http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925 (琉球新報・池田哲平)
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