アイコン キョーリン製薬一族/沢井製薬のTOBの動きに牽制球

日本固有の持株制度がアメリカを信望する小泉政権によって破壊され、それからハゲタカが土足で日本に乗り入れ、上場優良企業は戦々恐々となり、会社株をオーナーが買い取り、上場を取りやめた企業も続出した。
 キョーリン製薬ホールディングスを沢井薬品が買収表明、先般当HPでも紹介したが、小が大を喰うものであった。しかしながら沢医薬品はキョーリン製薬の一族の一部も落とさず発表したようで、一族が結束して売却しない動き。関東財務局に提出された資料で、大株主が保有する同社株のすべてを一定期間売却しない契約を相互に結んでいたことが判明している。

先般も報告したが、大株主は配当金だけでも莫大であり、喰うに困っておらず、野心家もおらず、沢井製薬のTOBにはかなり無理があるものと思われる。
沢井薬品はジェネリック薬品(パテント切れの後発薬)メーカーであるが、結構利益も出しており、新薬品を開発するメーカーにとって、開発意欲を失するものとなっている。
もっとジェネリック薬品は点数を下げ、保険料での支払を下げるべきではなかろうか。インドのジェネリック薬品メーカーが日本に進出するという、インドで安価に製造して、
日本に持ってきてもらいたいものである。そうすれば日本の破綻状態にある医療保険財政に少しでも役に立つというものである。認可の厚労省も現実の財政問題を最優先させ、ジェネリックの先進国であるブラジルでもインドの製品でもドンドン日本で認可すべきである。
 

[ 2010年9月28日 ]
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