福岡市の吉田市政に重大な人事問題発覚②
当問題は、福岡市職員が、父親が経営する事業と密接に関係する部門に配置されている問題を取り上げ連載している。
福岡市の人事部は、当該の職員が所属する上司に対し、部内や課内のいろいろな機密事項など伝わらないよう、また、わからないようにするよう留意点を通知しており、問題はないと回答した。
ところが、当該職員の上司の課長に対して、人事部からそうした通達なり、通知なり来ているのか訊ねたところ、課長は「人事部から、先日そういう話があったばかり」と答えた。先日とは、なんと! 記者が問題ではないかと人事部に問い合わせてからのことである。
人事部が言う「事前に通知している」というのは全くのデタラメの嘘であった。担当課長はそれまでそういう話は一切なかったと述べているのである。
福岡市役所の人事部は、当該職員の父親が経営する事業を知りながら、また父親の事業が属する業界の団体の会長であることも承知しながら、一切の疑問も持たず、このような人事を行っていたことが判明したのである。
福岡市役所は、一般市民の常識からもかくも乖離し問題意識も持たず、淡々と人事を決定している実態が見えてくる。逆に分かって配属しているのならば、その事由を聞きたいがその回答はない。
この問題は、難しく考える必要は全くない。
福岡市役所が、市の職員を、職員の親の仕事や団体と利害関係がいつ発生するかわからない部署課に就かせているのは、おかしいかおかしくないかだけの問題である。
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