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日本レップ／株価２５，０００を３５，０００円で親会社が完全子会社へ
破綻したコマーシャルアーイー同様、全国にムチャクチャな大型倉庫を開発しまくった日本レップである。同社は豪州の大手倉庫会社の子会社であり、これまでにも親会社から資本注入を受け、借金もして倉庫を建設してきた。しかし、その見返りは借金（426億32百万円10/3期有利子負債）だけだったようである。
同社の親会社Macquarie Goodman Japan Pte. Ltd.は、豪州のMacquarie Group LimitedとGoodman Limitedの共同出資で設立された会社、公開買い付けを実施する予定である。
同社の株価は23000円～25000円 公開買付価格は35,000円とされている。
同社によると過去のファイナンスが高かったことから、現在の株価にいくらかでもプレミアムを付ける意向を示したものとしている。同社グループは豪州も東南アジアも景気がよく日本だけが悪いため、日本レップを直接配下として、日本の物流を見直し采配する動きとしている。テナント募集中の空き倉庫について今後とも売却はないとしている。
同社に対する主な融資先は、10年3月期決算段階で、みずほ銀行122億68百万円、三菱東京ＵＦＪ銀行122億68百万円、三菱ＵＦＪ信託銀行27億円26百万円となっている。完全子会社化されれば融資銀行も一安心だろう。
[ 2010年10月18日 ]
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