アイコン 伊藤忠商事/吉野家の持株全部売却

伊藤忠商事は、吉野家の株132,858株発行済株数の21.04%を所有していたが、このほど全株売却した。同株は吉野家が全株を140億円で自社株買いしている。
伊藤忠商事は、吉野家の株式を平成12年に取得、業務協力関係の構築と両社相互の提携目的実現に向けた業務に取り組んできた。今後とも食材供給を主とする取引関係の強化に向けた取り組みを進められる関係が構築できたと判断したため、中期経営計画Frontiere2010の重要施策に掲げている収益基盤の拡充を目的とした積極的な資産入替方針の一環として、株式を売却することにしたとしている。

早い話、伊藤忠は、吉野家の株は収益基盤にならないと判断しましたと言わんばかりである。伊藤忠は大阪商人らしいが、吉野家はこの株をどこに引き取ってもらうのだろうか。
これまですき家に押されっぱなしで業績まで悪化させた吉野家に対して、伊藤忠は魅力を完全になくしてしまったのであろう。擦り寄るのも早いが、離れていくのも早い。
安部さんどうする。

 

[ 2011年1月18日 ]
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