アイコン 中国前副主席の息子 シドニーの著名建造物の取り壊しでひと騒動 尖閣付

オーストラリアシドニーのポイントパイパーは、首相公邸も近く最高級住宅街で知られるが、クレイグ・ワイ・モル(Craig-y-Mor)と地元で呼ばれる豪邸を、中国の前国家副主席曾慶紅の息子夫婦が、3,240万豪ドル(約28億円)で取得、オーストラリアで評判になった。その後曾夫婦は500万豪ドルを投じてこの豪邸を取り壊し、地下2階、地上5階建ての住居を新築しようとして当局に申請したものの否決され、プール2個を1個にするなど建築案の修正を余儀なくされている。しかし地元では有名な建造物であるためブーイングが鳴り止まない状態である。

曾慶紅前副主席は、江沢民の片腕であった太子党(党高級幹部の子どもの俗称)、本人は17大会で退任して隠居しているようだが、息子夫婦は父親の威を大いに利用して、公的な不動産を次々に開発、ショッピングセンターに変貌させるなど不動産開発に明け暮れ、巨万の富を築いているとされる。
Craig-y-Morは、1908年に建てられた後、一部改築などされたものの高い天井、出窓、アーチ、列柱のある中央の中庭を特徴とするシドニーでは有名な建造物。

中国の高級官僚やその息子たちは、裏金を世界各地の銀行に送り込み、巨万の私財を隠しているとされる。その多くが子どもを海外に留学させ母親も一緒に移住させ、官僚たちはいつでも中国から抜け出せる状態にしているといわれている。
当然そうした官僚たちの動きに反旗を翻すべき学生たちは、天安門事件以来、インポ状態に処せられており、官僚の金満体質や貧富問題には一切触れられされず、漢民族支配のチベット、ウィグル問題などに利用されている(ネットでの検閲は8万人とも10万人ともいわれる専門家によって日々チェックされ、瞬時に消されている・・・グーグル問題で明らかになっている)。中国政府は、今回の反日デモをそのエネルギーの掃け口として利用、明治時代から日本領土である尖閣諸島を自国領土と思い上がり、日本の進出企業に対して略奪まで引き起こしている。こうした反日デモは、学生や労働者の不満解消に中国政府が暗黙下に利用しているに過ぎない。
日本円を80円にしているのも中共ハゲタカであるが、中国政府は、尖閣拿捕事件について、高級官僚にまで円高を進展させると公言させるなど、まったく世界の常識が通用しないハゲタカ国家である。
尖閣諸島は、琉球王国が中国交易の海路の目標や避難島として昔から利用してきたとされるが、「無主の地」の尖閣諸島として、1884年(明治17年)に探検したのは日本人古賀辰四郎。
古賀は翌85年に同島の貸与願いを申請。同島でアホウドリの羽毛の採取などが試みられ、周辺の海域で漁業をおこなう漁民の数も増えるなか、沖縄県知事は実地調査を行うこととし、尖閣諸島が日本の領土であることを示す国標を建てるべきかどうかについて、政府に上申書を提出。政府内での検討の結果は、国標を建てて開拓にあたるのは他日の機会に譲るというものだった(『日本外交文書』第23巻)。 
日本政府はその後、沖縄県などを通じてたびたび現地調査を行ったうえで、1895年1月14日の閣議決定によって尖閣諸島を日本領に編入している。中国の古書文献には尖閣諸島について、1970年代の大陸棚資源を問題化するまで一切記載されてもいない。

シドニー 

[ 2010年10月18日 ]
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