九州電力/3月期第一四半期 営業利益6月までに既に赤字
国による護送船団方式の電力業界であるが、福島原発水素爆発の影響を受け、特に原発依存度の高い九州電力も大きな影響を受けている。
これまで電力自由化の波はあったものの、順風満帆であったことから、福島原発水素爆発による玄海原発再稼動の遅れは、大きな痛手となっている。
九電は、玄海原発1号機の老朽化問題も抱え、川内原発の新号機建設問題(認可済)も抱えている。
同社の前3月期における自己資本は1兆0,624億円である。
電力業界は、自民党の旧体質政権にでも戻らない限り、これまでのような殿様商売も終わり、今後は厳しい経営となっていくことが予想される。
しかも、菅が今選挙に打って出た場合、「原発問題」は候補者の踏み絵になることから、それだけは避けたいのが電力業界でもある。静かに静かに。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
11年3月期第1四半期 | 335,757 | 20,147 | 11,585 | -6,511 |
12年3月期第1四半期 | 343,901 | -9,689 | -12,514 | -8,206 |
前年同期比 | 102.4% | 126.0% | ||
12年3月期通期予想 | 現状立たず | |||
11年3月期実績 | 1,486,083 | 98,908 | 66,747 | 28,729 |
[ 2011年7月28日 ]
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