米倉爺に迎合しているのが、政権奪取した松下政経塾一派である。ドジョウ野田も早々にＴＰＰを閣議にはかりたい意向を示し、玄葉もＴＰＰ・ＴＰＰとピーピー怒鳴っている。
前原に至っては、日本の国内総生産（ＧＤＰ）における第１次産業の割合は１．５％だ。１．５％を守るために９８．５％の部分が犠牲になっていいのかと９８．５%が輸出によって成立している日本国家のような発想を展開、食料政策など脳天気になりとんでもない人物である。

ＴＰＰは、東日本震災復興ともリンクしている。被災地の農業・漁業を、大規模企業化したい政府の腹である。しかし、現実には補助金目当ての進出はあっても、まだそうした制度が確立していない現段階にあり、どこも被災地へ企業進出などしていないのが実情である。当然、港湾や農場の復興が先であるが・・・後手後手で先に進みもしない。

「ＴＰＰを慎重に考える会」（会長＝山田正彦前農相、五島市）は、民主党議員を中心に１８０名あまりを集めている。過去、農政事業を喰い物にしてきた農政族議員が大量にいた自民党は、今ではホ場事業も終わり金にならなくなったのか賛同の議員が少ないのには驚くが、ＴＰＰはアメリカの経済世界戦略の中で生まれたシロモノであることには変わりない。

＜一貫したアメリカ・ユダヤの政策・長期戦略＞
アメリカは、戦後日本に、脱脂粉乳と小麦（＝パン）を無償供与（ＯＤＡ）し、日本人の米離れを強力に推進した。アメリカの戦略は、その後日本に対して小麦や肉を大量に輸入させることが目的であった。アフリカ難民にも大量の小麦を送っている。そうした難民は米を食べない。もともとキャッサバなどが主食であり、小麦に縁がなかったアフリカさえも既に小麦漬けの漬物になり、今では小麦の輸入国になっている。昔の白人は、武器とキリスト教で国と文化を略奪していったが、近年は、武器と小麦・肉・ソフトの押し売りを業としている。
しかし、アメリカの農業地は、ロッキー山脈の地下水脈を大規模農場で使い切り、砂漠と化かし竜巻が襲う荒地に変貌しているのが実情。自然の反撃にあっている。

＜米政権の選挙道具のＴＰＰ＞
オバマが日本に対してＴＰＰを強制しようとしているのは、単に来年の自らの選挙向けであり、米・麦・牛肉規制の完全撤廃が目的。牛肉はどうせ、豪州から大量に輸入しており、アメリカ分を少し緩和すれば済むことであろうが・・・。
しかし、決して急ぐことはない。選挙はまだ来年である。過去の歴史は、自動車産業もバブル時代の日米通商交渉で米政府に負け、自動車も既に北米向けはその殆どが現地生産され、パソコンの命であるOSの和製TRON(ビルゲイツの物より早く快適)をも、米政府がいうが儘に馬鹿な政治家どもが当時抹殺してしまった。　
ハゲタカ国のアメリカは、もう日本タタキするものがなくなったことから、先般、米国生産車のトヨタ車タタキをやったまでのこと。

日本のTPP論者は、アメリカに追随しておきながら、表面的には韓国に負けると大騒ぎをするが、現に生じているウォン安・円高では、その競争力においてTPPなど全く関係ないものである。
アメリカがいう「グローバリズム」とは所詮、経済的な占領を目的としたアメリカ化（＝それを支配するユダヤ）。つまるところ、各国の文化や政治・経済制度を完全無視（日本独自の政治などもはやないが）、アメリカのいうグローバル化・ルールを求め、ハゲタカに象徴される世界支配、弱肉強食守銭奴＝拝金主義＝新自由主義により、金融資本主義をしいる戦略である。
その搦め手による戦略により、日本は、アメリカに対して主導権を持ったこともなく、言われるが儘に脳天の隅まで既に侵されている。特に新自由主義の松下政経塾一派が・・・。

＜松下政経塾に迎合するＮＨＫ＞（今何故？）
ＮＨＫは、昨年ＴＰＰ特集連載番組を放映した。連載なのに説明もなく一番目から輸出企業の代表会社の一社キャノン(研究所)を登場させ、ＴＰＰ推進を明確に打ち出した。また、今になっては、松下政経塾一派を後方支援する目的の松下幸之助のドラマを作り放映している。メディアによる情報操作・洗脳とはこうしたものである。

＜目標を持たない日本の政治＞（行き当たりばったり・最たる米迎合主義）
スイス政府は、対ユーロに対して過度のスイスフラン高は容認せずと宣言、１．２ユーロになるまで介入すると目標を明らかにして介入した。そのためスイスフランは、一機に１．２ユーロまで下がり、安定している。日銀は時たま介入しているものの、目標を明確にせず、介入していることから、為替相場において米中のハゲタカどもからカラカワレ、当初介入の８４円台から今では７６円台まで円高にしてしまった。
目標値のあるなしの違いは、白黒の金融の世界では大きな違いとなってしまうが、その通りとなってしまった。オカマ集団日銀は天下人と勘違いしたまま、自らのインポを晒け出している。