アイコン 原弘産/第2四半期 ウルトラCの材料はない 継続企業の疑義

同社は、前連結会計年度において債務超過の状態を解消したが、前連結会計年度において▲9億59百万円の営業損失を計上し、当第2四半期連結累計期間においても▲1億38百万円の営業損失を計上した。また、将来の借入金の弁済が困難になることが予想されるため、金融機関と協議し一定期間の弁済の猶予と金利の一部減免を実行した。
これらの状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。
同社は、これらの状況を早急に解消するため、バランスシートの健全化、及び収益の柱となる事業ドメインの再構築を計画している。

バランスシートの健全化は、第三者割当増資による資金調達、たな卸資産の売却による金融負債の圧縮等を計画している。
事業ドメインの再構築は、拠点の統廃合による機動力のある組織への改革、安定収益の見込める賃貸管理部門の強化、不動産の再生再販事業及び戸建住宅事業の強化を計画している。
なお、資金繰りの安定を図ることを目的として各金融機関と協議し、借入金の約定弁済の一時棚上げ及び金利の一部減額を要請しているが、今後も良好な関係を維持すべく鋭意協議していく。
同社は、引き続き、たな卸資産の売却による金融負債の圧縮、安定収益の見込める賃貸管理部門の強化、収益率の高い不動産仲介部門の強化、新規事業として不動産の再生再販事業の積極的推進等を通じて、収益力を上げていく予定としている。

 ウルトラCの材料は既に使い果たしなくなったことから、今後は真剣勝負となる。まだ売却損が生じる物件を持っているようであるが、一方で利益を出しながら早期に処分する必要があろう。
 中国事業は気になるところであり、早期撤退が望まれよう。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年2月期第2四半期
4,357
-188
-356
3,781
12年2月期第2四半期
586
-138
-227
-185
前年同期比
13.4%
 
 
 
12年2月期通期予想
1,730
-115
-305
-200
11年2月期実績
8,203
-959
-1,252
6,002
通期予想/前期比
21.1%
 
 
 
12年2月期第2四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
13,589
454
454
3.3%

 
[ 2011年10月12日 ]
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