九州電力・九電工/3月期第3四半期 九電905億円の赤字 更に拡大
<九電さん 9ヶ月間で905億円の赤字露呈>
九電は、原発の定期検査入りで、福島原発水素爆発の影響下、全機ストップとなった。これまで、代替発電に原油桂LNGに切り替えており、コスト高から、12月までの第3四半期累計で905億円の赤字に至った。今期はまだ3ヶ月間あり、電力需要が増加する1・2月赤字幅は更に大きく膨らむものと思われる。
原発の再稼動も経産省と「やらせメール」の責任問題で揉めたままとなっており、例え、ストレステストが終わっても、再稼動認可には相当な時間がかかるものと思われる。企業や住民のユーザーに対し電気料金の大幅値上げで経産省を揺さぶるのであろう。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年3月期第3四半期
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1,081,639
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97,015
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69,737
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29,504
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12年3月期第3四半期
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1,094,666
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-86,236
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-106,350
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-90,510
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前年同期比
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101.2%
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12年3月期予想
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原発稼動の有無で不表明
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11年3月期実績
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1,486,083
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98,908
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66,747
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28,729
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<九電工>
ゼネコン分離発注型の美味しい官庁工事を受注するのが得意な同社であるが、ゼネコンの下請けで入るケースも多く、特に大成さんの下では大変だろう。
親会社の九電さんも原発問題・火力発電の増加・大赤字により設備投資も今後、同社が受注するのはメンテや更新工事が主となってくると思われる。
九電さんからの受注ウェイトは2割くらいであるが、美味しい仕事であることに変わりなく、今後減ったら大変である。ゼネコンの下でも適正な受注価格が必要となってくる。
親会社の九電さんも原発問題・火力発電の増加・大赤字により設備投資も今後、同社が受注するのはメンテや更新工事が主となってくると思われる。
九電さんからの受注ウェイトは2割くらいであるが、美味しい仕事であることに変わりなく、今後減ったら大変である。ゼネコンの下でも適正な受注価格が必要となってくる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年3月期第3四半期
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148,750
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-306
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1,055
|
172
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12年3月期第3四半期
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156,130
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-1,698
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-394
|
-999
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前年同期比
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105.0%
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12年3月期予想
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246,700
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1,500
|
3,000
|
1,600
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11年3月期実績
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248,577
|
6,186
|
7,874
|
3,776
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今期予想/前期実績比
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99.2%
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24.2%
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38.1%
|
42.4%
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[ 2012年2月 2日 ]
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