アイコン 野村不動産H/3月期第3四半期 利益回復へ 住宅部門堅調

毎期安定した売上高を計上する野村不動産Hであるが、今期は落とすものも限られ、順当な利益回復をはかっているようだ。
同社の住宅分譲部門は、マンション分譲では「プラウド市谷仲之町ヒルトップ」(東京都新宿区)、「プラウド志村坂上パサージュ」(東京都板橋区)、「プラウド夙川名次町」(兵庫県西宮市)等を、戸建分譲では「プラウドシーズンひばりヶ丘緑景の街」(東京都西東京市)等を売上に計上した。
また、当第3四半期末における期末完成在庫数は107戸(前連結会計年度末比6戸減)、契約済未計上残高は5,045戸(前年同四半期末比453戸増)となっており、販売状況は順調に推移している。
この結果、当部門の売上高は1,206億28百万円(前年同四半期比236億51百万円、24.4%増)、営業利益は77億85百万円(前年同四半期は営業損失▲10億82百万円)となった。これは主に、住宅分譲部門において、計上戸数が増加したこと、及び利益率が改善したこと等によるものである。
第3四半期末における住宅管理戸数は、129,041戸となっている。

野村不動産 第3四半期に見る住宅販売状況
/百万円
売上戸数
売上高
契約残戸数
契約残高
住宅販売
1,687
88,195
5,045
250,350
  うち戸建
340
20,693
332
18,661
 
<ビル事業>
ビル事業部門は、当第3四半期末の空室率については2.9%、前連結会計年度末から1.1ポイント改善。また、平成22年9月に竣工した「日本橋室町野村ビル」(東京都中央区)、及び持分の追加取得を行った「東芝ビルディング」(東京都港区)の収益が通期で寄与。
この結果、当部門売上高は770億71百万円(前年同四半期比64億38百万円、9.1%増)、営業利益は195億63百万円(同2,691百万円、16.0%増)。
 
<資産運用開発事業>
当部門の売上高は、369億49百万円(前年同四半期比▲95億63百万円、▲20.6%減)、営業利益は37億81百万円(同▲1,615百万円、▲29.9%減)。
 
<仲介・販売受託事業セグメント>
当部門の売上高は、267億96百万円(前年同四半期比46億88百万円、21.2%増)、営業利益は15億93百万円(同2億22百万円、16.2%増)。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第3四半期
243,539
19,289
7,349
-7,395
12年3月期第3四半期
261,790
30,120
19,068
13,666
前年同期比
107.5%
156.2%
259.5%
 
12年3月期予想
438,000
48,000
32,000
15,000
11年3月期実績
480,983
42,083
26,149
5,471
10年3月期実績
434,226
39,274
23,967
4,660
09年3月期実績
448,655
34,012
23,702
13,770
今期予想/前期実績比
91.1%
114.1%
122.4%
274.2%
 
[ 2012年2月 2日 ]
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