九州リースサービス/第3四半期 あそこが萎縮してしまったのか
1、リース・割賦事業
リースの新規実行高は増加したが、売上高は69億00百万円(前年同期比▲11.8%減)となった。部門営業利益は、貸倒引当金繰入額の減少により7億77百万円(前年同期比▲1.7%減)。
リース債権及びリース投資資産残高は197億69百万円(前期末比5.8%増)となったが、割賦債権残高は大口契約の期日到来などにより115億59百万円(前期末比▲4.4%減)となった。
2、融資事業
営業貸付金の平均残高減少に伴い、売上高は8億94百万円(前年同期比▲19.8%減)、事業部門営業利益は、貸倒引当金繰入額の減少により4億05百万円の黒字となった。なお、営業貸付金残高は246億92百万円(前期末比1.7%増)となった。
3、不動産事業
不動産売却収入の増加により売上高は、49億10百万円(前年同期比3.9%増)となり、営業費用の減少により事業部門営業利益は、8億79百万円(前年同期比14.7%増)となった。なお、賃貸不動産残高は379億86百万円(前期末比▲0.8%減)、販売用不動産残高は61億36百万円(前期末比▲2.7%減)とであったとしている。
売上高の減少が続けているが、総資産は殆ど変わっていない。本業のリース事業の売上高を増加させるべきであろうが、この不景気ではなかなか。不動産が大好きであり、不動産フィーをこれからも頼りにするのであろう。
同社は、一定額までの分譲マンション事業を何故しないのだろうか。取引する販売業者はいっぱいあるというのにもったいない。石の橋のようにリスクを抱えたくないならば、本業に徹することである。しかし、今では賃貸不動産事業の残が379億円、事業別資金残では一番多くなっている。どこにそんなに持っているのだろうか。
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
11年3月期第3四半期
|
14,661
|
928
|
752
|
569
|
12年3月期第3四半期
|
13,686
|
1,836
|
1,746
|
763
|
前年同期比
|
93.3%
|
197.8%
|
232.2%
|
134.1%
|
12年3月期予想
|
17,000
|
1,900
|
1,600
|
750
|
11年3月期実績
|
19,643
|
946
|
630
|
738
|
10年3月期実績
|
22,932
|
2,192
|
2,026
|
728
|
09年3月期実績
|
30,569
|
2,271
|
1,993
|
672
|
今期予想/前期実績比
|
86.5%
|
200.8%
|
254.0%
|
101.6%
|
12年3月期第3四半期
|
総資産
|
純資産
|
自己資本
|
自己資本率
|
|
123,426
|
17,117
|
17,103
|
13.9%
|
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント