アイコン 川田テクノロジーズ/第3四半期 大幅減

鉄骨と鋼製、PC橋梁の大手である同社であるが、前期の受注が少なく、今期の売上高・利益とも前期に比し大幅に減少している。

<鉄構事業>
鉄構部門は、年度繰越工事高の減少に加え、当期の売上高に寄与する受注物件の割合が少なかったことにより、売上高は319億04百万円(前年同四半期比▲26.9%減)となった。収益面では、前年実績に比べ低採算の工事が増加したことにより、営業利益は14億28百万円(前年同四半期比▲58.4%減)となった。

<土木事業>
土木部門は、受注高は増加したものの年度繰越工事高の減少が影響し、売上高は153億92百万円(前年同四半期比▲26.0%減)と前年実績を下回る結果となった。収益面では、販売費及び一般管理費の圧縮に努めたものの、売上高の減少により収益性が低下したことから、▲26百万円の営業損失(前年同四半期は営業利益574百万円)の計上となった。

<建築事業>
建築部門は、工場・事務所・倉庫など非住宅系建物の施工が順調に推移したことで、売上高は75億02百万円(前年同四半期比30.5%増)。収益面では、事業採算の改善に向けコスト削減に努めた結果、営業利益1億75百万円(前年同四半期は営業損失▲69百万円)と採算を確保することができたとしている。
なお、第3四半期までの受注高については、建築が前年同期比7.3%増の73億56百万円、鉄鋼+土木工事が同比25.3%増の455億51百万円となっている。
 こうした業績からか、年初、首都高速大規模改修計画発表で、日本橋梁・ピーシー三菱などの株価が吹っ飛んでいるが、同社の株価は僅かに上昇しているに過ぎない。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第3四半期
74,162
2,732
3,155
6,221
12年3月期第3四半期
58,561
65
-362
-412
前年同期比
79.0%
2.4%
 
 
12年3月期予想
81,000
300
300
300
11年3月期実績
98,278
2,240
3,260
3,285
10年3月期実績
109,547
6,434
6,686
2,532
09年3月期実績
119,849
4,327
4,063
303
今期予想/前期比
82.4%
13.4%
9.2%
9.1%
12年3月期第3四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
94,921
27,116
26,991
28.4%
 
 
[ 2012年2月14日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
サイト内検索