アイコン シャープ/太陽電池用シリコン生産 大幅縮小  9割を外部調達へ

シャープは、太陽電池に使うシリコンと呼ばれる原料について、中国製との価格競争で採算が悪化しているとして生産を縮小することを決定した。

 

シャープは、中国メーカーとの価格競争が激しく太陽電池の事業の採算が悪化していることから、新日鐵子会社の素材メーカー「新日鉄マテリアルズ」との合弁会社「NSソーラーマテリアルズ」での共同生産を、今年9月末にやめ、生産を縮小する。今後は、シリコンの9割を他社から調達する方針。

太陽電池は、環境に敏感な欧州における経済不況により、世界市場が計画より拡大せず、この間、中国・台湾の台頭もあり価格競争に巻き込まれ、日本メーカーの殆どが縮小や撤退を余儀なくされている。

 

電子部品・部材は、同品を中国が生産しだしたら価格において太刀打ちできないことがわかっていながら、最新整備を投入したことにも問題があろう。ギリシャ財政破綻問題は、リーマン・ショックの影響が完全にはまだ終わっていなかったことを意味している。

 

シャープは、大阪府泉南郡岬町などにメガソーラー発電所を開設して、発電事業を事業化する方針を打ち出している。

どこへ行くシャープ。

[ 2012年3月29日 ]
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