アイコン 台湾系ユー・エム・シー・ジャパン/工場撤退 世界の経済状況GDP

台湾台湾の半導体製造の日本法人ユー・エム・シー・ジャパン(UMCJ)が21日、解散を決議したと発表した。
それに伴い、千葉県館山市にある同社の本社工場の閉鎖も決定。閉鎖時期は現在の受注品の製造終了後としている。
同工場には約600人の従業員が働いており、館山市にも大きな影響を与えることになった。

リーマン・ショックに懲りず、ハゲタカと韓国大好きのオバマが、東日本大震災の最中に仕組んだ円高、それに悪乗りした中国。オバマもこれほど円高効果があるとは思わなかったのだろう。その後ろめたさからか日本へは見向きもしない。しかし、日本の製造業は海外へ急速にシフトしており、タダでは転ばない。また、多くの日本企業がダメージを受ける中、円高でも健在な、それほどの技術力を持つ企業は山ほどある。

世界一の経済規模を誇るEU加盟国市場は、いたるところでガンが発生、既に転移もしており、健康体になるにはかなりの入院期間を要する。その結果、今年の世界経済は、こうしたEU経済に引っ張られ、既に新興国(BRICs諸国)でも経済規模が大きい中国の輸出企業の成長が急速に鈍化し、ブラジルもインドも影響を受けている。

そうした影響を即受けるのが韓国、GDPに占める輸出割合が46%もあるためだ。

まだ、サムスンとLGは、製品の優位性から成長を遂げているが、製品の優位性を持たなくなった造船などの多くの輸出産業が大きな影響を受け、既に中国と凌ぎを削っている分野も多い。今のところアメリカを除いたこうした世界経済の鈍化は、GDPにおける内需の割合が過度に少ない韓国では影響を受ける度合いが非常に大きいといえる。(逆に韓国では内需拡大のチャンスでもあるが、大手輸出企業が国内経済をすべて牽引するという妄想に陥った明博も末期、不動産もバブルが弾けている)

サムソンとゴモラの最期は街全体が崩壊するという旧約聖書。日本で言えば奢れる者は久しからずだ。

ユー・エム・シー・ジャパン業績推移
非連結/百万円
2007年12月期
2008年12月期
2009年12月期
売上高
27,880
15,686
7,495
営業利益
-1,902
-4,898
-4,086
経常利益
-2,201
-4,693
-3,744
当期利益
-468
-4,411
-13,185
総資産
59,491
43,802
30,380
自己資本
45,257
40,553
27,474
資本金
27,140
27,140
27,199
有利子負債
8,919
363
368
自己資本率
76.1%
92.6%
90.4%
従業員:587名
 
 
2010 韓国の輸出国  百万$ 出典:ジェトロ
中国+香港
142,132
30.5
欧州
69,625
14.9
アメリカ
49,816
10.7
日本
28,176
6.0
小計
289,749
62.1%
その他
176,635
 
総計
466,384
 
(韓国の前年伸率28.3%、日本は29.4%)
 
2011年の世界主要国のGDP(名目)
GDP
 
[ 2012年8月24日 ]
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