アイコン サムスン/70億ドル投資 西安市に10ナノ次世代NAND型生産ライン着工

サムスン電子は西安市に10ナノメートル製造プロセスを採用する次世代NAND型フラッシュメモリーの生産ラインを着工した。
投資総額は70億ドル(約5420億円)。サムスン電子は工場稼働後、最大で2000人前後の雇用を見込んでいる。下請業者を含めると、雇用創出効果は全体で1万3000人程度になるとみられる。

財界関係者は「雇用創出を強調する李明博政権は、韓国を代表するサムスン電子の技術流出の懸念がある中国での大規模事業をどうして許可したのか知りたい」と語っている。

2004年にハイニックス半導体が中国・江蘇省無錫市に半導体工場を建設しようとした際、当時のサムスン電子経営陣は「中国に多くの産業、工場が殺到しているが、半導体分野だけは技術を渡してはならない」と反対の意向を示した。強力な資本力、豊富な人材を持つ中国に半導体工場を造れば、先端技術が中国企業に渡る可能性が高いというのが理由だった。そのため、ハイニックス半導体が中国進出は遅れた。

朴槿恵議員が、セヌリ党の大統領候補に確定した直後に新設した国民幸福推進委員会の委員長は14日「フィンランドのノキア、日本のソニーのような会社が、ここまで大変なことになるとは、誰も思わなかった。サムスン・グループは、韓国の各分野で25%程度を占めているが、今後失敗することも成功することもあり得る企業に、国の運命を託すことはできない」と語っている。

サムスンは今期3兆円規模の研究開発や設備投資を行うと発表していた。何れにしろ、中国勢・韓国勢が同じ土俵に乗ってくるような製品群は、もはや海外では通用しないということだろう。
車がまだ生き残っているのは、世界のニーズに応え、価格を抑え、低燃費やHV・PHV・EV車へ進化させて来ているためである。

[ 2012年9月18日 ]
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