アイコン シャープへの支援融資3,000億円規模に

シャープの経営再建に向け、メインバンクのみずほコーポレート銀行や三菱東京UFJ銀行などが合計で3千億円規模の追加融資実行に向けた検討に入っていることが15日判明。

シャープが、今月下旬にも取りまとめる再建計画を精査し、同社からの支援要請を踏まえて10月以降に融資を行う予定。
 8月末には、みずほと三菱東京UFJが、シャープの本社、国内工場、営業拠点の土地・建物を担保とする1,500億円の融資枠を設けた。
しかし、シャープは10月以降もコマーシャルペーパー(CP)の償還などで数千億円の資金調達が必要となっていた。

3,000億円の融資が確定すれば、目先の決済のための資金繰りはクリアーされるが、業績によっては、まだ不足する可能性も高い。
鴻海はサムスンに対抗する絶好の機会として、シャープの次世代液晶技術をアップル向けに狙っており、もしもパテント譲渡でもすれば、シャープの事業価値・再建計画は大きく損なわれることにもなる。

[ 2012年9月18日 ]
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