アイコン シャープ/再建に3600億円融資へ メイン2行

シャープのメイン銀行2行のみずほと三菱東京UFJは9月27日、融資総額3600億円を承認する。
シャープは、末期症状が出た一昨年から、コマーシャルペーパー(CP)を乱発しており、その償還金が大きな問題となっていた。今回の決定でCP償還には一定の目途が付き、再建策の早期実行が今後の課題となる。

融資金3600億円は、うち1800億円はメイン2行が、来年6月末までの短期で貸出す。その後、協調融資に切り替え、他行にも参加を呼び掛ける。
残りの1800億円は、担保も取っており主力2行だけで融資枠を設定、8月末に設けた1500億円の枠を組み替えて増額する。

シャープは24日、銀行に対して再建計画を提出、銀行の対応が注目されていた。再建策では、工場売却など進め2014年3月期までに1万1,000人を削減するなどし、総経費を12年3月期比1,000億円削減。国内工場や海外工場・米国の太陽光発電事業など資産を売却して2,000億円の資金を捻出する。

同社にとって頭が痛いのは、今や同社の海外売上高の比重が大きくなっている中国の反日ボイコットとなっている。また、工場稼動率向上は、鴻海と工場共同運営や業務提携で一層拡大するものと思われる。

 

[ 2012年9月27日 ]
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