アイコン シャープ/中間期 今期4,500億円の赤字に尻に火が・・・

同社の中間決算の営業損益は▲1,688億円の損失となった。経常損益は ▲1,972億円の損失。また、四半期純損益については、事業構造改革費用等の特別損失1,297億円、業績悪化に伴う繰延税金資産の取り崩しによる法人 税等調整額571億円を計上したことから、▲3,875億円の大赤字となった。通期も4,500億円の赤字になると予想している。

中間期の部門別は、
<エレクトロニクス機器>
・液晶TVのAV・通信機器では、前年同期比▲41.8%減の3,382億円と大幅な減収。
・健康・環境機器では、洗濯機、空気清浄機等は好調に推移、売上高は、前年同期比4.9%増の1,549億円。
・情報機器は、売上高が、前年度に対しほぼ横ばいの1,388億円。
以上の結果、エレクトロニクス機器部門の売上高は、前年同期比▲27.1%減の6,320億円

<電子部品>
・大型液晶パネルは、外販が堅調に推移し、売上高は前年同期比6.4%増の2,697億円。
・太陽電池は、国内ではメガソーラー案件を中心に販売が伸長したものの、欧州を中心とした海外市場の需要減少により、売上高は前年同期比▲15.8%減の930億円
・その他電子デバイスは、スマートフォンやタブレット端末向けカメラモジュールの販売増などから、売上高は、前年同期比31.1%増の1,092 億円。

以上の結果、電子部品部門の売上高は、前年同期比5.5%増の4,721億円。
同社にとって、吉永小百合さんも心配している液晶TVの落ち込みが大きなダメージとなっている。
自己資本も平成10年3月期には1兆0,445億円あったが、今中間期末では2,195億円まで減ってしまった。大型増資も必要となってくる。

たちあがれ!シャープ!

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第2四半期
1,314,585
33,585
20,860
-39,822
13年3月期第2四半期
1,104,166
-168,896
-197,281
-387,584
前年同期比
84.0%
 
 
 
13年3月期予想
2,460,000
-155,000
-210,000
-450,000
12年3月期実績
2,455,850
-37,552
-65,437
-376,076
11年3月期実績
3,021,973
78,896
59,124
19,401
10年3月期実績
2,755,948
51,903
30,995
4,397
13期予想/12期比
100.2%
 
 
 
13年3月期第2四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
2,220,450
227,903
219,524
9.9%
 
[ 2012年11月 1日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップへ

サイト内検索