アイコン 税理士柳澤孝行事務所が脱税指南 不動産売買脱税3人逮捕

埼玉県内の住宅地の売買で得た所得などを大幅に少なく申告し、約2億5千万円を脱税したとして、さいたま地方検察庁は、不動産業者の男など3人を、所得税法違反の疑いで逮捕した。

逮捕されたのは、埼玉県所沢市の不動産業の小寺克彦容疑者(56)と、埼玉県新座市の税理士柳澤孝行容疑者(68)(税理士 柳澤孝行事務所経営)、それに柳沢容疑者の事務所の元所長代理、安達克元容疑者(62)の3人。

3人は、平成21年9月に埼玉県富士見市にある1万坪ほどの住宅地を、約17億9千万円で売却したのに、税務署へは約1億9千万円で売却したと虚偽申告するなどして、約2億5千万円を脱税した所得税法違反の疑いが持たれている。

脱税の指南にしてはあまりにも無謀な税務署への届出額である。

税務署は申告書に税理士の印鑑があれば殆ど審査せず、書類を通すことから、こういうことがまかり通っている。また、税務署上がりの税理士に対しては、逆に税務署側が気にかけ、言うことを聞いてくれる。こうした問題は氷山の一角だ。

[ 2012年11月16日 ]
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