アイコン ハウステンボス(佐世保市)/9月決算 増収増益さすが澤田社長

ハウステンボス(HTB)が6日発表した2012年9月期決算(単体)は、売上高が前期比15.6%増の152億55百万円で2年連続の増収。純利益は同2.2倍の42億21百万円で最高益を更新した。

入場者数は同6.6%増の約192万人と増加、ホテル部門の料金値上げなどの効果で客単価が前期比8.4%上昇したことから、営業利益が同2.2倍の24億24百万円と大幅に改善した。
佐世保市の再生支援交付金8億5百万円を含む経常利益は同72.5%増の34億12百万円だった。
今期の計画は、入場者数215万人、売上高174億40百万円、経常利益44億80百万円、純利益40億40百万円としている。


今後の施策としては、入園券のみの販売をやめ、有料施設券とセットで販売して増収につなげると報道されているが、澤田氏は少し奢ってきたのかもしれない。
H.I.S.オーナーでもある澤田社長は、海外客の呼び込み、特に中国客を呼び込みたいとして2月就航させた長崎~上海航路は、中国側の不況とも重なり予想を大きく下回った。早期の改善策として船をカジノ船に改修し「上海航路-カジノ客船」としたものの肝心の集客効果は出ず、そのまま先覚問題に突入して、10月から運行を休止している。その結果、上海航路客船を運営している子会社「HTBクルーズ」の平成24年8月期の決算は、売上高1億51百万円、営業損益は▲9億73百万円の赤字となっている。
H.I.S.は、チャーター専門の航空会社をタイに設立した。H.I.S.の効果だけではなく、ハウステンボスへの集客効果・相乗効果を期待し設立したものと思われる。

[ 2012年12月 7日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索