アイコン 西日本鉄道(福岡)/第3四半期 流通事業18.3%増の620億円 マンション絶好調

西日本鉄道が2月7日に発表した2013年3月期第3四半期決算によると、流通業の売上高は620億74百万円(前年同期比18.3%増)、営業利益77百万円(同▲88.1%減)となった。
 ストア事業で、競合店の影響等による減収があった一方、前期に佐賀の「あんくるふじや」を連結子会社化したことによる増収効果があった。
 一方、営業利益は、既存店の減収に加え、改装等に伴う費用の増加などで大幅減益となった。

<事業部門別第3四半期までの業績動向>
1、<鉄道ほか運輸業>利益大幅改善
営業収益は同比▲0.2%減の636億91百万円。営業利益は、減価償却費や人件費等の減少により同比26.0%増の44億25百万円となった。旅客人員は鉄道事業で同比▲0.2%減、バス事業(乗合)で同比▲0.2%減。
2、<不動産業>南区も今川車庫跡も絶好調
不動産分譲事業では、「ブライトパーク・サンリヤン地行」等のマンション販売戸数が増加したこと等により、営業収益は371億74百万円(同比8.6%増)、営業利益は66億33百万円(同比23.2%増)となった。
3、<流通事業>上述の通り
4、<物流事業>
国際物流事業で、欧州向けの航空貨物を中心に取扱高が減少したこと等により、営業収益は同比 ▲3.8%減の505億66百万円。営業利益は、原価の低下等により同比▲8.7%増の15億48百万円となった。
5、<レジャー・サービス業>大幅黒転
ホテル事業で、「ソラリア西鉄ホテル銀座」等の新規ホテルの稼働や、既存ホテルでの稼働率の向上等により、営業収益は同比4.7%増の273億48百万円、営業利益は9億96百万円(前年同期▲41百万円)となった。
6、<建設事業ほか>所詮伝票領域
建設関連事業での受注減等により、営業収益は同比▲3.6%減の313億56百万円、営業損益は▲2億27百万円の営業損失(前年同期 営業損失▲4億30百万円)となった。

業績推移と今期予想 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第3四半期
236,204
9,970
8,901
3,377
13年3月期第3四半期
248,234
13,340
12,176
7,140
前期第3四半期比
105.1%
133.8%
136.8%
211.4%
13年3月期予想
334,300
16,500
14,900
8,300
12年3月期実績
327,509
14,994
13,572
5,396
11年3月期実績
323,891
10,982
9,187
5,782
10年3月期実績
313,853
8,918
6,817
2,873
通期予想/前期比
102.1%
110.0%
109.8%
153.8%
 
[ 2013年2月 8日 ]
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