絵本アプリ「こえほん」のアイフリーク(福岡)/第3四半期 赤字拡大
同社は第3四半期について、次の通り説明している。
1、<モバイルコンテンツ事業>電子絵本アプリ差別化で強化
当事業では、平成24年6月にAndroidアプリ、同年11月にiOSアプリとして全世界にリリースした写真加工/デコレーションアプリ「photodeco」が、累計で35万ダウンロードを突破した。また、電子絵本アプリ「こえほん」のダウンロード数も引き続き伸びており、累計70万ダウンロードを超え、提供している作品数は、220タイトルを超えた。新たなプラットフォームへの取り組みとしては、Amazon.co.jpの「Amazon Android アプリストア」において、写真加工/デコレーションアプリ「photodeco」のプレミアムバージョン「photodeco+(プラス)」と、大人気絵本アプリ「こえほん」の人気絵本をパッケージにした「読み聞かせ」シリーズを、同時に提供開始した。
結果、当累計期間におけるモバイルコンテンツ事業の売上高は、前年同期比▲20.2%減の7億61百万円(前年同期、事業部門営業利益は同▲19.1%減の1億45百万円年同期比19.1%減)となった。
2、<Eコマース事業>巨額赤字
当事業は、ネット通販で培った自社商流を軸にした、提携モデルでのマルチチャネル化を推進しつつ、高収益商材でのマーケットシェアの拡大を進め、利益改善に努めている。結果、当期間におけるEコマース事業の売上高は同▲34.1%減の4億23百万円、事業部門営業利益は、▲1億46百万円の赤字(前年同期は▲2億10百万円の赤字)となった。
3、<決済サービス事業>先行投資事業?
当事業では、量的な重要性が増したため報告セグメントに変更したが、引き続き先行投資としての費用が発生しており、収益貢献については、来期以降を予定している。結果、決済サービス事業の売上高は1百万円、事業部門営業利益は▲34百万円の赤字となった。
今第3四半期には、経費の節減を図るため、福岡本社事務所を本年4月、IT・通販の巣窟となっている薬院ビジネスガーデンから移転することに伴う一時費用25百万円と投資有価証券評価損31百万円を特損計上している。
こうした業績悪化を受け、創業者の永田万里子会長(Dスーパーのトライアルの妹さん)が昨年11月9日、社長に復帰して陣頭指揮を取っており、来る4月1日に持株会社にも移行する予定である。
同社は結果、携帯からスマホへの頭の乗換えが大きく遅れたようだ。また、小さな会社が持株会社に移行するメリットが実際あるのだろうか、体裁だけにこだわるならば、アプリ事態が大きく時代が変わっている中で、業績回復もママならないものと思われる。
外野席から言えば、絵本アプリ「こえほん」を早期に圧倒的な電子市場シェアーをなすべきと思うが・・・。文科省と提携し、教育現場に導入させることだって可能だろう。部門でも・部分でも第一人者になることが必要。
業績推移と今期予想
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連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第3四半期
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1,596
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-266
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-257
|
-267
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13年3月期第3四半期
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1,186
|
-278
|
-267
|
-332
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前期第3四半期比
|
74.3%
|
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13年3月期予想
|
1,642
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-386
|
-396
|
-481
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12年3月期実績
|
2,033
|
-374
|
-366
|
-407
|
11年3月期実績
|
2,860
|
306
|
322
|
151
|
10年3月期実績
|
3,282
|
81
|
91
|
54
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通期予想/前期実績比
|
80.8%
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13年3月期第3四半期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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1,648
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792
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788
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47.8%
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[ 2013年2月12日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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