アイコン 五洋食品工業(糸島市)/中間予想を下方修正 通期では変更なし

五洋食品工業(福岡県糸島市多久819番地2、代表:舛田圭良)は、当中間会計期間より新たに北米及びアジアへの輸出を開始するよう取り組んでいるが、輸出に関する規制の変更並びに日中関係の悪化による影響等により、その開始時期が遅れはしたものの、北米への輸出が平成25年2月下旬から3月上旬にかけて開始できる見込みとなった。
これらの結果、国内小売市場における売上高は堅調に推移したが、輸出開始の遅れをカバーするには至らなかったほか、売掛金(ライセンス契約)の回収遅延による貸倒引当金を40,195千円計上したことから、当中間会計期間の売上高は537,274千円、営業損失は▲96,834千円、経常損失は▲107,365千円、中間純損失は▲96,553千円となったと発表した。

同社は認知度が極端に低いTOKYO PRO Marketに上場している。TOKYO PRO Marketは、東証とロンドン証券取引所が共同で設立した日本初の国際ベンチャー市場TOKYO AIM取引所を、2012年7月1日付けで東京証券取引所が吸収合併し、新たにスタートした特定投資家(プロ投資家)向け市場。
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
13年5月期第2四半期前回予想
537
-54
-64
-57
13年5月期第2四半期今回予想
537
-96
-107
-96
前回予想比
100.0%
 
 
 
13年5月期通期予想(変更なし)
1,517
101
77
83
12年5月期実績
1,034
-36
-56
-52
11年5月期実績
895
18
1
-64
 
同社は、フローズンケーキという洋菓子の新しい食べ方を提案する冷凍ケーキの製造会社。創業は1975年。ナチュラルチーズ加工業として設立され、ピザ向けチーズの製造などを行ってきたが、1980年に洋菓子製造に参入。現舛田社長が同社に入社した1995 年に洋菓子工場を新設。これを契機に従来、ピザを供給していたグリーンコープ(地元の生活協同組合連合会、品質管理や人工物にうるさい生協)にチーズケーキの納入を開始した。
2009年に新ブランド「Sweets Stock!」を創設し、パンフレット、看板、ロゴマークなどを一新した。2010年に前原IC南産業団地内に総工費7.5億円を投じ、食品製造衛生管理システム(HACCP)対応の新社屋工場が完成。関東の大手量販店にて「Sweets Stock!」の取り扱いを開始。大型総合スーパー、食品スーパー、コンビニなどへも供給を開始して今日に至っている。コンビニケーキも当たっている。また、同社は輸出にも力を入れている。グリーンコープとの取引があれば、製品の安全面は太鼓判が押されたようなものだ。
[ 2013年2月25日 ]
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