アイコン 太陽光発電セル世界最大手のサンテック経営最大危機に陥る

サンテック(NY上場)では、15日に期日到来する社債額が5億41百万ドル(約519 億円)あるが、社債権者に対して2ヶ月間の延期要請を行い6割が同意したものの、4割は承諾していないとされている。そのたかが知れた約2億ドルの資金調 達さえママならない状況に陥っているという。

中国政府は政策的に太陽光発電セルやモジュールの生産を後押しして、今や中国企業は世界の上位メーカーを独占している。しかし、最大の需要国であった欧州諸国が、財政不安から経済が大幅沈滞、サンテックなど中国の太陽光セルメーカーは価格の暴落で大赤字に至り、今や過剰設備を抱え、破綻を待つばかりとなっている。しかし、この業界は、中国政府としても過去育成してきた分野でもある。

今後、欧州経済が少々回復したところで、太陽光発電事業は国家政策の補助金に基づき普及しており、緊縮財政を取り続ける必要がある欧州各国の財政事情下で、大きく需要が増加することは望めようもない実情である。
中国政府は、大気を綺麗にするためにも国家政策で太陽光発電の普及に取り組むべきであるが、足元の環境汚染はそれどころではないようだ。

サンテックを生かすも殺すも明日の15日・2ヶ月後の15日中国政府の対応次第となっている。ただ、今、企業規模の大きいサンテックを中国政府にとっても潰すわけにはいかないだろうとの見方が市場の大勢を占めている。

太陽光発電セル生産ランキング
 
社名
市場シェア
1
SUNTEC
6.6%
中国
2
Ja Solar
6.1%
中国
3
First Solar
5.9%
米・独・マレーシア
4
英利(Yingli)
4.7%
中国
5
Trina Solar
4.7%
中国
 
 
[ 2013年3月14日 ]
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