アイコン アルツハイマー改善薬に一歩前進/理研 マウス実験で改善立証

理化学研究所と長崎大学のグループは、認知症の6割以上を占めるアルツハイマー病は、脳に異常なたんぱく質が蓄積して発症するとされ、このたんぱく質を分解する酵素の遺伝子を特殊なウイルスを使って体内に入れ、症状を大幅に改善することにマウス実験で成功したと発表した。

アルツハイマー病は脳に異常なたんぱく質が蓄積、病気が進むと、このたんぱく質を分解する「ネプリライシン」という酵素が減少していくことが分かっている。同研究グループは、神経細胞に感染して遺伝子を組み込む性質がある特殊なウイルスを開発、このウイルスを使って酵素の遺伝子をアルツハイマー病のマウスの血管に注射した。そして5ヶ月後に調べたところ、記憶や学習能力が健康なマウスと同じ程度と症状が大幅に改善していたほか、脳の中の異常なたんぱく質の量は酵素を入れていない場合に比べ35%減少していたことが判明した。

今後、注射でアルツハイマー病を治療できるようになる可能性があるとしている。理研関係者は、副作用などを調べ、5年後くらいには患者に使用できるようになるだろうとしている。
高齢者で認知症の場合、自宅で介護する家族にとっては大変なことである。クリスチャンの麻生太郎氏によれば、そうした治療はすべきではないとのこと。

[ 2013年3月21日 ]
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