アイコン 原発にたかった佐賀県 2012年分の寄付金を先送りした九州電力

佐賀県の古川知事が音頭を取り推進した九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット、鳥栖市)は昨秋建物が完成し、いよいよ5月から診療を開始する。しかし、同治療センターは、健康保険が利用できない金持ち用の病院である。
初期投資金150億円は、自治体出資や寄付金で賄う予定であったが、寄付金が集まらず、てんやわんやの資金繰りになっている。
そうした状況下、九州電力は、鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)に対して、複数年にわたりサガハイマットの運営財団に39億7千万円を寄付することになっていたが、2012年分の寄付について、諸般の事情から見送ることに決定した。

1、サガハイマットの財団は、金融機関から借り入れて建設代金や機器の代金の支払を凌ぐことにしているという。(今期予想以上の660億円の経常利益を出してしまう福銀さんにお願いすれば多額の寄付が受けられるだろうが・・・古川さん次第)
九州国際重粒子線がん治療センターは杜撰な巨額寄付金頼りにより、寄付金も大幅に未達となっている。そのため、福岡県の麻生知事(引き継いだ現小川知事)が5億円超を寄付すると表明するほどである。それでも初期投資金が数十億円まだ未達である。
(鹿児島県指宿市のメディポリスがん粒子線治療研究センターは、九州初のがんを粒子線で治療する先進医療機関であり、一般財団法人メディポリス医学研究財団が運営している。
お猿さんを1000匹臨床用に飼っている前臨床試験受託最大手で上場企業の新日本科学(同社代表が当財団の理事長)と朝鮮総連落札で話題を集めた鹿児島市の高野山真言宗最福寺及び最福寺別院江の島大師の池口恵観法主(同財団の名誉理事、医学博士)がスポンサーとなっており、資金繰りには何ら問題なく営業させている)

玄海原発でたかったほかの九電の寄付金案件は、
2、これまで蚊帳の外だった唐津市が市町村合併で原発の町玄海町と地続きとなり、九電がプルサーマル発電説明会を玄海町と佐賀県に対してだけ行ったため、唐津市がカンカンとなり、市議会説明会を強行させ、返す刀で寄付金をおねだり、その結果、唐津市で統合され空き校舎となった高校跡地を改修して、「早稲田の中高一貫高校」を招聘する資金の寄付を九電から20億円勝ち取った。
早稲田中・高校では、09年から寄付金を頂戴しており、寄付金の活用を考えていた分については当面、借り入れや自己資金で対応したいとしている。

3、唐津市では、このほか金持ちの九電さんから5億円の寄付金により「市民交流プラザ」も市内に建設している。現在の入金は計1億5千万円ほど。唐津市は、九電さんから5億円の寄付は大丈夫という話をいただいているとしている。

 原発が稼動すれば、直ぐ業績は回復することから、2012年度の寄付金もただ先送りになっただけである(当寄付金もしいて言えば電気料金なのだ)。
 
 

[ 2013年4月 3日 ]
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