アイコン 最強の九州経済連合会 麻生元首相の弟(泰氏)が九州経済界トップへ

九州経済連合会は、松尾新吾会長(74)(九州電力相談役)が退任し、後任会長に麻生セメントの麻生泰社長(66)が就任する方向で調整に入った。
5月の理事会で内定し、6月の総会で正式決定する見通し。
九経連は1961年の設立以来、会長は九電出身者が7代続けて務めており、麻生氏は九電以外からの初めての会長となる。
  松尾氏は九電社長、会長を経て2009年に九経連会長に就き、「九経連国際ビジネス推進室(IBC)」を開設するなど企業の海外進出支援に力を入れてき た。しかし、昨年3月に「やらせメール」問題で九電会長を引責辞任、九経連会長についても高齢を理由に周囲に辞任の意向を示していた。
 後任選びでは、九電が5月から家庭向け電気料金を値上げすることなどから、地元経済団体のトップを九電から選ぶのは難しいと勝手に判断。地場主要企業のトップ数人に打診したが、いずれも断られ難航していた。

麻生セメントは、昨年末まで麻生ラファージュセメントであるとおり、セメント業界の再編で国内のセメント会社に組みすることなく、フランスの世界大手セメント会社と提携している(ラ・ファージュが世界的な不況のため出資比率を5%に下げたことにより、元の麻生セメントに社名を戻した)。そうした経緯もあり、社長は引き続き麻生泰氏が就任している。 
本社は福岡に置いているが、元々飯塚であり、持株会社を兼ねる(株)麻生(泰氏の長男巌氏が社長)の傘下企業である。

家系は、父親で炭鉱王兼衆議院議員であった亡き麻生太賀吉氏の奥さんは、吉田茂元首相の娘さん(吉田茂のスポンサーが炭鉱王の麻生太賀吉であった)。麻生兄弟にとっては母親。麻生兄弟は、政治家の血を引く吉田家と荒くれを束ねてきた麻生家の血を引く。

麻生太郎氏は、その血筋を発揮し第92代内閣総理大臣に就任、サラブレッドの名を欲しいままとした。麻生太郎氏の奥さんは鈴木善幸元首相の娘さんでもある。
先の自民党総裁選では安倍氏を押し、政敵の古賀誠氏(共に福岡県、引退)が押す石原雑魚を相手にせず、前評判で圧倒していた石破氏も撃破して安倍総裁誕生の立役者となった。
麻生太郎元首相は、現在はそのご褒美に副総理兼財務大臣兼金融担当大臣となった。ここにきて持ち前の権謀術数に優れた才覚を思う存分発揮している。

麻生太賀吉氏(先代来の炭鉱王、昭和24年~30年まで衆議院議員)の息子たちは、政治家家業を兄の麻生太郎氏が引継ぎ、弟(三男)の泰氏が、家業の麻生グループ(約60社の合計年商:約1,000億円)を引き継いでいる。

麻生グループの中核企業(株)麻生であるが、今や実業では麻生学園他の学校法人と麻生飯塚病院と言っても過言ではない。病院のM&Aによる組織拡大、専門学校の拡充や学校法人福岡雙葉学園(幼・小・中高・高)も傘下としている。

なお、父親の麻生太賀吉氏は、昭和26年に九州電力の会長に就任していた。それを遡ること、麻生太賀吉氏の父親の炭鉱王太吉氏は、石炭の次は電力とばかりに九州水力電気の社長を務め、また九州送電の1/4の出資者にもなっていた。後の九州電力である。

こうして見れば、麻生太吉氏(衆議院議員、貴族院多額納税者議員等を歴任)の実業での成功と政治力が、息子の麻生太賀吉氏を衆議院議員に、また、九州電力の会長にさせ、今度は、九州経済連合会の会長というこれまで九州電力の重責の座を1期か2期だけだろうが、麻生一門(太吉氏の孫泰氏)が引き継ぐことになった。

玄海原発を再稼動させるため海江田が仕切った経産省主催の佐賀県だけのTV説明会をメール事件で台無しにし太ことから、九州電力会長=九州財界トップに対して、経済産業省や政財界トップクラスから、それまで何事も入ってきていた情報が入らなくなったのかもしれない。
なお、建て変わったばかりの新宮殿(訂正:九電)ビルには、九州経済連合会や福岡市の七社会用の専門フロアーが用意されている。

[ 2013年4月23日 ]
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