西鉄(福岡)/3月決算 増収増益だがストア不振 マンション好調
1、<流通事業>
西日本鉄道が5月9日に発表した2013年3月期決算によると、流通業の売上高は809億70百万円(前年同期比9.0%増)、営業損失▲42百万円(前期は7億4百万円の営業利益)となった。
ストア事業で、競合店の影響等による減収があった一方、前期にあんくるふじやを連結子会社化したことによる増収効果(前期売上対象4ヶ月)があった。
利益面は、既存店の減収に加え、改装などに伴う費用の増加もあり、営業損失となった。
利益面は、既存店の減収に加え、改装などに伴う費用の増加もあり、営業損失となった。
(最近ではCMも見かけなくなったが流通業は打ち出しも必要。ルミエール・トライアルに負けた?では済まされない)
2、<不動産事業>
不動産賃貸事業で、「西鉄日本橋ビル」の開業等による増収があったほか、不動産分譲事業で、「ブライトパーク・サンリヤン地行」や「マークスシティザ大江」等のマンション販売が好調であったことに加え、リノベーションマンションの販売戸数が増加したこと等もあり、営業収益は548億30百万円(前期比 5.4%増)、営業利益は98億52百万円(前期比 5.1%増)となった。そのうち分譲事業は201億11百万円(前期比11.6%増)となった。
分譲販売区画数(不動産業)
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13/3期
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12/3期
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増減率%
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分譲区画数
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637
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625
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1.9
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マンション戸
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334
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307
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8.8
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戸建区画
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303
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318
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-4.7
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3、<物流業>
国際物流事業で、欧州・アジアでの航空貨物を中心に取扱高が減少したことや、国内物流事業でのロジスティクス業務の減少等もあり、営業収益は700億15百万円(前期比 ▲1.3%減)、営業利益は17億65百万円(前期比▲ 0.9%減)となった。
4、<建設事業他>
建設関連事業での受注減等により、営業収益は466億96百万円(前期比▲ 2.3%減)。営業利益は、金属リサイクル事業での損失の縮小等により4億52百万円(前期比 227.8%増)となった。
5、<運輸業>
バス事業において、前期における東日本大震災の影響の解消や、エコ企業定期券の販売強化等による増収があった一方、郊外路線での旅客人員の減少や、タクシー事業での減収等により、営業収益は840億18百万円(前期比▲ 0.4%減)。
営業利益は、減価償却費や人件費等の減少により45億85百万円(前期比 24.8%増)となった。なお、旅客人員は鉄道事業で前期比▲0.2%減、バス事業(乗合)で 前期比▲0.2%減となった。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年3月期
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313,853
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8,918
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6,817
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2,873
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11年3月期
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323,891
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10,982
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9,187
|
5,782
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12年3月期
|
327,509
|
14,994
|
13,572
|
5,396
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13年3月期
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338,387
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17,584
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16,189
|
9,194
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13年期/12年期比
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103.3%
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117.3%
|
119.3%
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170.4%
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14年3月期予想
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346,200
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17,000
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15,500
|
9,000
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14期予想/13期比
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102.3%
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96.7%
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95.7%
|
97.9%
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[ 2013年5月10日 ]

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