アイコン 「食べログ」問題 法廷の場へ カカクコム

飲食店の投稿サイト「食べログ」に事実と違う内容を投稿されたとして、札幌市の飲食店経営者が5月8日、運営会社のカカクコムに対し、店舗情報の削除と220万円の損害賠償を求め、札幌地裁に提訴した。

訴状では、男性は北海道北広島市に店舗を持ち、取引業者の勧めで昨年2月ごろ、「食べログ」に情報を掲載。昨年8月と今年3月に「料理が出てくるのが遅い」「おいしくない」などと投稿され、直後に客が激減したとしている。
以上、報道より。

やらせ投稿やライバルなどが悪意を持って投稿をした場合の問題は以前沸騰していたが、やらせ代理業者などは発信元が判明するため、防ぎようもあると思われるが、そうでない場合は、対策のしようがなかろう。

消費者は依然として同社の「食べログ」の情報を頼りにしており、4月だけでも延4,484万人が「食べログ」にアクセスしている。そうしたことからも、情報の垂れ流しサイト運営の社会的な責任を負う必要があるのではなかろうか。

<「食べログ」業務とは>
「食べログ業務」は、カカクコムが運営するサイト『食べログ』が提供しているサービス業務。店舗情報の有料サービス業務による収入が大きく、サイトに掲載するレストラン等からの売上げにより、同社は収益を上げている。
平成25年3月期は、前期より掲載レストラン等が増加、手数料収入が増加している。また、利用者数及びページビュー数が増加したことにより、広告収入が増加している。さらに、スマホ経由の利用者数が増加していることから、個人会員向け有料サービスである食べログプレミアムサービスの会員手数料収入が大幅に増加している。その結果、売上高は前期比62.9%増の41億36百万円となっている。

こうして見ると、千客万来の入口を作り、有料サイトへ導く手法は、相手は異なるがグリーの問題と同じようなものだろう。
投稿内容によっては投稿者自身が訴えられることも可能なように、投稿者の識別も取る必要があると思われる。

なお、カカクコムの平成25年3月期の売上高は前期比26.1%増の232億76百万円、 営業利益は同28.9%増の116億16百万円、経常利益は同28.8%増の116億11百万円、当期純利益は同34.6%増の70億90百万円となっている。
ここまで大きくなれば、当然投稿された内容の裏付けを取ることも社会的な責任として必要だろう。同社のサイトは2ちゃんねる等の掲示板とは異なり、最初からサイト自体が営利目的のサイトである。

[ 2013年5月 9日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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