アイコン 天下のプリンスホテル「国産牛」実は「オージー・ビーフ」使用などと発表

プリンスホテルは17日、同社が運営するザ・プリンスさくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪、品川プリンスホテル(いずれも東京都港区)の4ホテル、5店舗、9商品で、メニュー表示と異なった食材を使用していたと発表した。
当該店舗では、現在は、適切なメニュー表示を行っているとしている。
偽表示は2009年4月から本年6月まで、利用者は約1万7,600人。

詳細は下記のとおり。
1.判明した経緯
グランドプリンスホテル新高輪のレストランのお客から、偽物ではと指摘され、社内調査した結果、いっぱい偽装表示が出てきた。

「島豚ソーセージ」と表示、実際は「バラエティーソーセージ」を提供
「国産牛ロースステーキ重 特製胡麻ソース」と表示、実際は「オーストラリア産牛ロース」を提供
「フランス産フォアグラ」と表示、実際は「ハンガリー産フォアグラ」を提供
「海老とホタテのちらし寿司」において、「ホタテ」と表示、実際は「イタヤ貝」を使用
「地鶏のディアブル風」において、「地鶏」と表示、実際は地鶏ではな「国産鶏肉(銘柄鶏「あべどり」)を使用
「品川大飯店の芝海老のチリソース煮」において、「芝海老」と表示、実際は「バナメイ海老」を使用
など

2.主な原因
(1)メニューを作成する調理部門、食材の発注・仕入れをする購買部門、メニュー表示をするレストラン部門の間において、情報伝達の仕組みに不備があった。
(2)使用食材を変更する際、本来、チラシ・メニュー等もあわせて変更すべきところ、その作業過程に遺漏があった。
(3)従業員の景品表示法・JAS 法の理解不足・知識不足から、表示についての認識が誤っていた。

3.再発防止策
(1)調理部門、購買部門、レストラン部門との連携による使用食材と表示のチェック体制をさらに強化する。
産地、ブランド、固有名称などが誤表記にならないよう、調理部門が作成したメニュー内容と購買部門が発注・仕入れをする食材を事前に照合したうえ発注するとともに、メニュー表示を行うレストラン部門とも、その情報を共有する。
としている。

4、発生箇所
(1)ザ・プリンスさくらタワー東京
・ルームサービス
(2)グランドプリンスホテル高輪
・ステーキハウス「桂」(日本庭園内)
(3)グランドプリンスホテル新高輪
・レストラン「マルモラーダ」
(4)品川プリンスホテル
・ラウンジ・バー&レストラン「トップオブシナガワ」・「リュクスダイニング ハプナ」

5.その他
現在、当社が運営するすべてのホテル、ゴルフ場等のレジャー施設で、同様のことがないか
の調査を行っており、その結果については、判明次第、改めて発表する。

なお、同社は食された方と確認できれば返金するとしている。
以上。

問題が1種1品目ではなく、多岐にわたることから、数々の担当部門が意図的に偽装表示していたものと思われる。
ハゲタカのサーベラスから揚げ足取りされ、投げ飛ばされるかもしれない。

 

[ 2013年6月18日 ]
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