アイコン 人のものは中国のもの 南沙諸島の係争 仲介裁判所で審理始まる

オランダの仲裁裁判所で11日、フィリピン政府が、中国が南シナ海のほぼ全域の島々の領有権を主張しているのは国連海洋法条約に違反し、フィリピンの主権を侵害している、などとして条約に基づく仲裁裁判所の設置を申し立て、この裁判の審理が始まった。

中国外務省の華春瑩報道官は16日夜、談話を発表し、南シナ海の島々の領有権を主張したうえで、「南シナ海での争いの原因は、フィリピンが南沙諸島の一部の島の中国の権益を不法に侵害していることだ」としている。

さ らに、「フィリピン側は、外交協議を拒絶し、対話の扉を閉ざした」としたうえで、「中国側の合法的な権利を顧みず独断で仲裁裁判所の設置を申し立てることには、断固反対する」とフィリピンを強く非難し、南シナ海を巡る領有権の争いについては、あくまでも2国間の協議において解決を図るべきだと改めて主張した。

トルコや蒙古帝國ではあるまいし、遠く離れた南沙諸島を、千隻の大漁船団を率いて乗り込み、占領した中国。いまだフィリピンが軍艦を用いて実効支配しているのは、僅かな島だけとなっている。(中国が、この軍艦をタタいたら、米軍が出て来る可能性が高く、そこまでは今のところしていない。)

ベトナム沖でも、ベトナムの大陸棚での開発を、欧米の工事会社を脅し、中国のものだとして、中止させるなどとどまるところを知らない。
陸であれ、海であれ、中国とつながっていれば、全部中国のものだと何か勘違いしている。

こうした南沙諸島における軍事対峙に対し、中国は、フィリピンから輸入したバナナを長期間検疫にかけ、腐れバナナとして、受け入れないという陰湿極まりない対応をした。大損害と、困り果てたフィリピンのバナナ農園者は、日本への輸出を急増させ、日本のバナナは昨年安くなっていた。

 

[ 2013年7月17日 ]
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