アイコン 9月の全国百貨店売上高概況 2.8%増の4,443億円/日本百貨店協会

<概況>
1.売上高総額4,443億円余
2.前年同月比2.8%(店舗数調整後/2か月連続プラス)
3.調査対象百貨店85社242店(平成25年8月対比±0店)
4.総店舗面積6,238,139m2(前年同月比:-0.4%)
5.総従業員数80,968人(前年同月比:-2.6%)
6.3ヶ月移動平均値 
2~4月1.3%、3~5月2.1%、4~6月3.1%、5~7月2.1%、6~8月2.2%、7~9月0.6%
7.入店者数(回答点数、132店舗)
  増加した:41店、変化なし:39店、減少した:52店

<9月売上の特徴>
 2ヶ月連続のプラス。
 今年9月は、上旬と中旬に2つの台風(17号・18号)が上陸したほか、気温も大きく変化するなど不順な天候の影響で、入店客数には若干の影響を受けたものの、顧客の購買意欲は底堅く推移した。
この時期主力の秋物衣料(衣料品:+3.2%)や、靴・鞄等の服飾雑貨(身のまわり品:+5.2%)などファッション関連商材が好調に推移し商況全体を牽引した。
また、高額品の中核である美術・宝飾・貴金属(+6.3%)は昨年の大幅増(+7.1%)との対比で水準は落としながらも、依然増勢を維持している。
地方物産展の積極展開などから食料品(+1.9%)も堅調に推移したことにより、秋冬商戦本番を迎えてまずは良好なスタートを切ることができた。
 その他当月の特徴的な動向としては、
(1)地区別分類で見ると増床・改装効果のある大都市(+4.3%)が商況全体を牽引したこと、
(2)商品別分類では家庭用品(家電とその他家庭用品がマイナス)を除く多くの品目でバランスよくプラスしたこと、
(3)拡大基調が続く訪日外国人は、東南アジアの急伸に加え台湾・香港・韓国なども好調を続けており、さらには、中国も前年の尖閣問題による急減の反動増が見られたことから、売上・客数共に倍増(売上:+113.7%/客数:+106.2%)ペースで推移したことなどが報告されている。

<地区別>
札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は4.3%増で2ヶ月連続のプラス。

北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は0.1%減で3ヶ月連続のマイナスとなっている。

<外国人観光客>
9月の外国人観光客の売上高・来店動向によると、外国人観光客招致会委員店(43店)での免税手続き売上高は前年同期比113.7%増の約29億5,295万円とほぼ倍増。
1店舗平均売上高は、約6,867万円。購買客数は3万4,411人(106.2%増)、1店舗平均800人で、一人当たりの客単価は8万5,814円(3.6%増)となった。

[ 2013年10月21日 ]
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