神戸製鋼所/第2四半期 通年黒字転換へ
同社が29日発表した2013年4~9月期の第2四半期連結決算によると、純損益は442億円の黒字(前年同期は▲382億円の赤字)となった。
在庫評価が好転したこともあり、主力の鉄鋼事業の損益が大幅に改善したほか、固定資産の減価償却方法を変更したことに伴う利益押し上げや全社的なコスト削減も寄与した。
鉄鋼事業の経常利益は155億円と、前年同期の赤字から396億円改善した。
在庫評価による押し上げ要因が290億円あったほか、円高是正で輸出環境が改善、海外需要を取り込んで鋼材販売も伸ばした。
鋼材販売の輸出比率は31.9%と前年同期と比べ5.8ポイント上昇した。
アルミ・銅事業部門の経常利益も80億円と67億円拡大。情報通信(IT)や半導体向けの需要が回復基調をたどった。
特別損益では、保有するナブテスコ株を売却したことで239億円の特別利益を計上した一方、生産設備集約に伴う休止予定設備の減損損失185億円を計上した。
2014年3月期の連結純利益は600億円(前期は▲270億円の赤字)と3期ぶりの黒字転換を見込む。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年3月第2四半期
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858,552
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5,554
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-11,009
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-38,199
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14年3月第2四半期
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889,328
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54,472
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43,147
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44,171
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14/3Q2/13/3Q2比
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103.6%
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980.8%
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14年3月期予想
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1,840,000
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95,000
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70,000
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60,000
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13期予想/12期比
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109.2%
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845.6%
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13年3月期
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1,685,529
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11,234
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-18,146
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-26,976
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12年3月期
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1,864,691
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60,555
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33,780
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-14,248
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11年3月期
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1,858,574
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124,550
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89,082
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52,939
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[ 2013年10月29日 ]

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