アイコン 情報技術開発/第2四半期 増収だが 情報関連は今後に期待か

同社は情報サービス業界について、金融業・製造業を中心とするお客様企業の情報設備 投資に着実な回復の兆しが見られる。スマートフォン、タブレット端末の活用やクラウドサービスの利用は、今やビジネスシーンにおいて一般的なものとなり、 今後は経営戦略としてのビッグデータの蓄積や分析が求められるなど、企業の情報設備投資に対する意識が「守り(コスト削減・効率化)」から「攻め(事業展 開)」に推移することが予測される。
当社グループは全社基本方針として前期より引き続き「原点回帰」を掲げ、将来の飛躍に向けた足場固めの最終年と位置づけ、今期の事業をスタートした。
全社的な施策として、人材力の更なる強化に取り組むとともに、既存顧客に対する提案活動の強化、プロジェクト管理の徹底による適正利益の確保、そしてデータセンターやモバイルを活用した新たなソリューションビジネスの拡大など、将来を見据えた事業活動を展開してする。

<第2四半期までの事業別>
1、ソフトウェア開発事業は、物流業、製造業、保険業をはじめとする既存顧客からの受注拡大や大型案件の獲得により、売上高は前年同期比10.0%増の51億27百万円。利益も、オフショア活用の拡大及び販管費の抑制等による利益増により、事業部門営業利益は▲59百万円の損失(前年同期は▲81百万円の損失)に改善した。
2、情報処理サービス事業は、新規案件の受注が増加し、またデータセンターサービスの稼動が順調に推移したことにより、売上高は前年同期比7.4%増の29億56百万円となった。利益は増収に伴い、売上総利益は増加したものの、事業基盤の強化に向けた営業要員の増加及び新入
社員研修の強化等に伴う販管費の増加により、事業部門営業利益は同▲11.5%減の3億66百万円となった。
3、エンベデッド・ユビキタス/半導体関連事業は、半導体関連事業における受注増加や、組み込みソフトウェア事業におけるFA関連の伸張が見られたものの、車載関連等の他分野の受注が減少したことにより、売上高は前年同期比▲9.3%減の12億38百万円となった。利益も、売上減に伴う売上総利益の減少等により、事業部門営業利益は前年同期比50.1%減の49百万円にとどまった。
以上であるが、同社には売上と利益とが絶対的に強い部門の構築が必要だろう。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
13年3月第2四半期
8,777
431
487
176
14年3月第2四半期
9,322
355
426
184
14/3Q2/13/3Q2比
106.2%
82.4%
87.5%
104.5%
14年3月期予想
18,700
850
900
430
13期予想/12期比
102.1%
112.1%
108.2%
104.4%
13年3月期
18,315
758
832
412
12年3月期
16,697
713
799
216
11年3月期
16,512
975
1,128
483
 
[ 2013年10月30日 ]
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