アイコン タイ 恩赦法でカントリーリスク再燃 大洪水の次は政争

タイは、洪水のリスクのほか軍事クーデターありの政争リスクがある。
2006年9 月、タクシン首相の不正を機として軍事無血クーデターで軍事政権が発足、2007年民政復帰して反タクシン派が政権をとった。しかし、2011年8月には タクシン派の政権を握り、タクシンの妹インラック・シナワトラが首相に就いた。タクシン自身は、巨額脱税事件で有罪判決を受けており、当時国外脱出したま ま現在も(収監されるため)帰国できないままとなっている。

そのため、タクシンの妹は恩赦法発布により兄タクシンの有罪を免除する動きに出ており、黄色によりその恩赦法への抗議活動が激化している。
タイでは、タクシン派の反独裁民主戦線の赤色と反タクシン派の民主市民連合の黄色で、激しい政争を繰り返している。
 チェンマイの客家系華僑の豪族であるタクシンは、首相当時民主独裁政権を築き上げており、その後判決を受けた脱税事件のほか、不正蓄財など多くの罪に問われたままとなっている。首相当事、貧困層に手厚い政策を行っていたことから、今でも貧困層に絶大なる人気がある。
 妹は首相になるにあたり、私情は一切入れないとしたものの、政権も安定期に入り、兄に対する恩赦法制定に向け動き出したものと見られる。
 タクシンは、現在はドバイを拠点に生活しているが大金持ちとして知られ、2007年にはプレミアリーグのマンCを200億円で買収し、オーナーになっていたこともあった。企業家としても知られるが、昔の東南アジアの首相にいくらでもあった国家予算を私物化していた。特にODA資金などを、自らや一族・取り巻きが喰い物にしていたと見られる。

[ 2013年11月 5日 ]
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