アイコン モトローラ/スマートフォン各機能部品毎の組立型開発へ

アメリカのグーグルが傘下に収める携帯端末メーカーのモトローラは、スマートフォンを部品ごとに分解して、ブロックのように組み立てられるようにした新しい携帯端末の開発に乗り出し、部品の開発を外部に委ねることで、革新的なスマートフォンを生み出す。
モトローラが明らかにしたもので、スマートフォンを構成するディスプレーやバッテリー、カメラなどを部品ごとに取り外し、外枠の部分にブロックのようにはめ込んで組み立てられるようにした新しい携帯端末を開発する。
モトローラは、この計画への参加企業を集めるため、今後数ヶ月以内にハードウエアの製造技術を無償で提供する計画で、外部の力を利用し、革新的な製品を生み出したいというねらいがある。

モトローラの親会社のグーグルは、スマートフォンやタブレット端末向けの基本ソフト「アンドロイド」を無償で公開し、外部の企業がこのソフトを基に新製品を開発する環境を整えたが、モトローラはハードの分野でも外部に開かれた開発の仕組みを作りたいとしている。
既製品を選ぶのではなく、好みの部品を組み立て、自分に合ったスマートフォンを作るというスタイルが利用者にどこまで受け入れられるのか、グーグル傘下のモトローラの今後の取り組みが注目される。

親会社のグーグルの第3・四半期決算は、インターネット事業の純売上高(サードパーティーウェブサイトへの手数料除く)が108億ドルと前年同期の87億6000万ドルから23%増加し、連結売上高は12%増の148億9000万ドルとなった。
広告の総クリック数は26%増えたが、クリック1回当たりの広告料金を示すコスト・パー・クリック(CPC)は平均で8%低下した。
利益は29億7000万ドル(1株当たり8.75ドル)と前年同期の21億8000万ドル(同6.53ドル)から増加した。
ただ、モトローラ部門の営業赤字は、▲2億4800万ドルと、前年同期の▲1億9200万ドルから拡大した。
こうしたことから、コストをかけず、アイデア勝負に出たのだろうか。
ソニーのスマホ用カメラDSCシリーズも同じアイデアから生まれたものであろう。
 

[ 2013年10月30日 ]
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