アイコン コーナンスキャンダル2 警察調書よりすごい調査報告書 窮地の荒川春子取締役

コーナン商事は、外部からのタレ込み情報で、オーナー社長をめぐるスキャンダル事件に巻き込まれている。この間、決算発表も許可を取り遅延させ、第3者調査委員会も10月15日に発足させた。
そ の調査報告書が11月6日発表されたが、その内容は、到底、第3者委員会で短期間に作成できる調査内容ではなく、外部からのタレ込み情報が、いかに精緻な 情報であったか物語っている。今回の報告書は、例え、警察や検察が行ったとしてもこれほどの調書作成はできないと思われるほどだ。

第3者委員会の結論は、次のとおりまとめられている。

X氏(荒川春子取締役)による仕入取引先からの不適切な資金の受領について
1、結論(海外取引にかかわるリベートの調査について)
 X氏と緊密な取引先(以下「政策取引先」、甲、乙、丙、丁の各社が判明)との間には、コーナン商事にとって合理性が明らかに認められない取引が存在する。
X氏が政策取引先との間で、コーナン商事の利益を損なう取引を強く推進している事実、並びに、香港及び中国にX氏が、その存在理由を合理的に説明できないX氏名義の銀行口座と預金残高が認められる事実からは、これらは政策取引先からX氏個人またはX氏に近い関係者に対して、当該取引に関連して、リベートを含む何らかの経済的な利益が丁起用されていることが強く推認される。
としている。
 以上。
詳細は、57ページにも及ぶ調査報告書に掲載されている。
時間がある人は、http://www.hc-kohnan.com/pdf/news_131106.pdf

  前回掲載の堺市のコーナン店舗をめぐる問題や上海事務所の問題だけではなく、今回の調査内容では、コーナンの中国からの商材取引において、仕入価格の安い社からの取引を価格の高い取引の政策会社に変更させたり、在庫がいっぱいあるにもかかわらず、仕入れを続けたり、ぷんぷん臭いのする取引を、職務を利用して執行していたことが明らかにされている。

なお、ご高齢(84歳)の社長が辞任するとの報道もなされている。

<第3者委員会>
第3者調査委員会は次の3項目につき、設置された。
(1) 本件に関する事実関係の究明、発生原因および問題点の調査分析
(2) 本件に関する内部統制、コンプライアンスおよびガバナンス上の問題点の調査分析
(3) 上記(1)および(2)の調査分析に基づく再発防止策の提言
第3者調査委員会の方は、弁護士法人大江橋法律事務所の5名の弁護士で構成されていた。

<荒川春子取締役>
(中国名:不明)
1963年5月生(50歳)
黒竜江省ハルピン市出身
上海の大学を卒業 MBA資格も取得
1992年、大阪府堺市の三国産業(株)に入社、中国からの石材輸入を担当
2000年10月、コーナン入社(37歳)、中国からの輸入業務に携わる
2006年、   中国室設置 室長就任
2010年5月、上席執行役員海外商品部中国室長(兼)海外商品第一グループマネージャー就任
2010年8月、上席執行役員海外商品部中国室長に就任
2011年5月、取締役・上席執行役員海外商品部長(兼)中国室長(現任)

中国の人は、これでもかこれでもかと利益をあの手この手で吸い取ることだけを考える。企業からの報酬などで満足するものではない。職務を利用して、その企業に損害が出ようと出まいと関係なくあの手この手で貪る。それは中国の歴史が人の性格をそのように作り上げたのだろうか。 
現在の中国共産党も上層部は中央でも地方でも、昔の特権階級の貴族同様だ。その反発が銭に執着する国民性を醸成させているのかもしれない。
とある某社の社長は中国女性との間に子供ができたとたん、すごい内容の遺言書を書けと詰め寄られていた。

[ 2013年11月11日 ]
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