十勝岳や浅間山など火山観測機器設置 入札不調
これまで、国交省が主導して、労務費単価を抑えに押さえしてきた。そもそも糞田舎でない限 り、入札価格も予定価格の85%水準であった。落札業者は、その85%から入札業者が10~15%差し引いたところで、建築専門の下請け業者に下請けさせ ていた。(官庁予算の労務費そのものが専門業者に支払うべき単価であった。そのため、建設業界から人が大幅減少していた)
しかし、今や、震災復興、消費税増税前の駆込需要、アベノミクスの資金垂れ流しによる建設事業の大幅増加、 公共投資の大幅増加で、建設の専門業者は大幅に不足し、完全に逆転現象が生じている。
そうしたことから、火山の観測を強化するため、十勝岳、有珠山、岩手山、草津白根山、浅間山の全国5つの火山に新たな観測機器を設置する工事の入札に業者が集まらず、入札不調になっている。
来春から計画されていた観測開始が大幅に遅れることになる。独立行政法人、防災科学技術研究所は、火山観測を強化するため、今年度、18億円余りをかけて全国10の火山に新たな観測機器を設置し、来年4月から観測を始める計画を進めていた。
[ 2013年11月25日 ]

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