アイコン 今やTV新市場は4K時代 後塵に甘んじるサムスン ソニーの優位性

0109_03.jpg現在、アメリカでは世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が開催されている。その中でも、今後を占うTVの新市場である高精細の4KTVが注目を浴びている。
TV新時代について、朝鮮日報は8日次のように報道している。
サムスン電子は、テレビ分野で8年にわたり世界1位の座に君臨しており、実績も上々だが、最近の世界テレビ市場を見ると安穏としてはいられない状況だ。
 サムスン電子の幹部は7日「テレビ事業が、2013年10~12月期に売上高、販売台数、営業利益ともに過去最高に近い実績を挙げた」と語ったという。
 だが、現在、世界テレビ市場の主軸は、同社が弱い4KTV((超高精細、UHD )に急速に移りつつある。
複数の市場調査会社によると、今年は世界の4KTV市場が、昨年の5倍以上に拡大すると見込まれているが、サムスン電子の同市場シェア(昨年7~9月期)は、ソニー、中国の創維(スカイワース)、中国のTCLに続き4位にとどまっている。

ソニーは、サムスン電子に明け渡したテレビシェア1位の座を4KTV=UHDテレビで奪い返そうと狙っている。

ソニーは、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の開幕を翌日に控えた6日(現地時間)、65型、85型の4KTV=UHDテレビの新製品を公開した。

 4KTV=UHDテレビを普及させるには、画面の解像度を高めるだけでなく、そのテレビで視聴するコンテンツも充実させる必要がある。
ソニーは、すでに4K=UHD映像を撮影できるカメラを発売しているほか、映画制作・配給会社のハリウッドのコロンビア映画社など擁するソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントを抱えているため、4K=UHD映像コンテンツの活性化をリードする上で有利となっている。

 一方、中国メーカーは、4KTV=UHDテレビで大型・高価製品の多いサムスン電子と違い小型・低価格製品でシェア拡大を目指している。
サムスン電子はCESで、世界最大の110型4K=UHDテレビを公開している。
以上。

低価格品から高付加価値品まで網羅するサムスンのTV市場における世界での優位性は、暫くは変わらないだろうが、今後、高品質品をより低価格で販売してくる中国勢に市場を駆逐される可能性は高い。
企業の存亡は、売り上げなり利益なりの成長性にあるが、成長を鈍化させれば、成長を前提に設備投資を行う企業の習性から、大きな代償を支払うことになる。
今やどこの家電メーカーでも作れるTVは、価格競争あるのみ、中国勢の当時のソーラーの成長性からして、あっという間に世界市場を制覇してしまう可能性もある。

 ソニーは壁際に設置するだけで最大147インチの4K超短焦点プロジェクターを2014年夏までに発売する。

 

[ 2014年1月 9日 ]
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