ダイエー/第3四半期 置いてけぼり 赤字拡大
同社は、店舗のイオン化により活性化をはかっているが、実施した店舗は、大幅に売上高が伸長してい る。9月にダイエー栄町店(北海道)、10月にダイエー今池店(愛知県)、11月にダイエー名谷店(兵庫県)及びダイエー東大島店(東京都)等、全国にモ デルとなる店舗づくりを進めた。当社並びにスーパーマーケット業態の店舗を展開する子会社の(株)グルメシティ関東及び(株)グルメシティ近畿において、 当第3四半期連結累計期間で30店舗の活性化を実施、今後も積極的に投資を行い、これらの店舗モデルを、スピードを上げて水平展開するとしている。
四半期純損益は、固定資産減損損失及び閉鎖損失等引当金繰入額等の特別損失を計上したこと等により、前年同期に比べ120億円悪化の▲192億円の四半期純損失となっている。
店舗を改造しても金がかかり、既存設備の除却損が発生する。各店舗の利益が確実に出る体質にならなければ、同社の再起はないが説明文では活性化が図られているようだ。ただ、まだ営業利益にも反映せず、逆に昨年同期より悪化している。古いダイエーの建物は、内装の壁を全部塗り替えなければ、明るさも清潔感も演出できない。まだ、そうした店舗がある。それに店員さんのやる気を引き起こすことだ。見本はハローデイがある。同社は、これまでいろんな方々にダイエー再建に携わってもらったが、結果、逆効果どころか、大枚の報酬だけが赤字を濃くしてきただけだったようだ。畑違いの人たちに流通店舗の再生できるほど当業界は生易しいものではない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年2月第3四半期
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620,573
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-4,649
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-5,238
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-7,180
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14年2月第3四半期
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607,870
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-7,915
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-9,041
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-19,517
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14/Q3/13/Q3比
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98.0%
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14年2月期予想
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818,000
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-6,000
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-8,000
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未発表
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14期予想/13期比
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98.4%
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223.6%
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217.7%
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13年2月期
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831,293
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-2,683
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-3,674
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-3,693
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12年2月期
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869,494
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3,729
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403
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-11,379
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11年2月期
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911,801
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3,243
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-1,144
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-5,318
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[ 2014年1月 8日 ]

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