アイコン ソニー/黒字から一転300億円の赤字に修正 VAIO撤退、5000名リストラ

ソニーは、パソコンやテレビの販売が低迷していることなどでグループ全体での今年度の最終損益の見通しを300億円の黒字から1100億円の赤字に下方修正した。
ソニーのグループ全体での昨年4月から12月までの9ヶ月間の第3四半期決算は、売
上高が前年同期比16.4%増の5兆9010億円となった、営業利益も70.5%増となり1414億円となった。
これは、スマートフォンと昨秋から欧米で発売した家庭用ゲーム機の販売が好調だったことや、円安効果で海外事業の採算が改善していることが主な要因。

こうしたことから、赤字部門を征伐するためソニーは、VAIOブランドにて展開しているパソコン事業について、投資ファンドの「日本産業パートナーズ」へ譲渡する意向確認書を締結し、3月31日までに事業譲渡の正式契約締結を目指すと発表した。

事業譲渡に伴い、ソニーはパソコン製品群の企画・設計・開発から撤退し、製造・販売についても2014年春モデルを最後に収束する予定。
なお、当該事業に属する従業員については、最大300名が事業譲渡先で雇用され、そのほかはグループ内での配置転換や早期退職者の募集により対応する見通し。
また、赤字となっているテレビ事業や販売・製造・本社間接部門の構造改革も併せて実施する方針で、2014年末までに約5000名(国内1500名・海外3500名)を削減する予定。
これらリストラに伴う構造改革費用として、2013年決算に、約700億円の特別損失を見込む。ただ、2015年度以降は年間で約1000億円のコスト削減効果が生じるとしている。
 開発魂をなくしたソニーは、韓国・中国・アメリカ勢に追い越され、パナソニック同様、寂れ行く普通の会社になってしまった。
 

[ 2014年2月 6日 ]
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