アイコン 元 平戸市の司法書士 1億4千万脱税逮捕 不当利得返還請求で大儲け

京都地検特刑部は大阪国税局と共同して、所得税約1億4400万円を脱税したとして、元司法書士の安田成達容疑者(42、京都市中京区)を所得税法違反の疑いで2月27日逮捕していた。

2011年11月に自主廃業=を逮捕、大阪国税局と合同で関係先を捜索した。
 逮捕容疑は、長崎県平戸市で司法書士をしていた10〜11年、約3億6800万円の所得を隠し、所得税約1億4400万円を免れたとしている。
 安田容疑者は、売上金の一部を親族名義の預金口座に隠すなどしたとされる。安田容疑者は07年、日本司法書士会連合会(日司連)の司法過疎地開業支援事業を利用して平戸市で開業、不当利得返還請求(=過払い金返還請求)で大儲けし、脱税対策か2011年11月には自主廃業して、京都に移り住み優雅に生活を送っていた。

日司連への報告では、安田容疑者の10〜11年の業務の8割超は、消費者金融の利用者が払いすぎた利息の返還を求める「過払い金返還請求」だったという。
 「認定司法書士」になり、単に田舎で不当利得返還請求事件を扱ったら目立たないだろうとの思いで平戸へ行ったのだろう。しかし、不当利得返還請求事件は司法書士の場合、140万円までしか扱えず、司法書士法に違反している可能性が高い。再逮捕される可能性もある。
 今回の脱税逮捕は、大阪国税が当初事案を見出したと思われる。大阪国税管轄の消費者金融業者から多数の不当利得返還請求をしている司法書士を割り出し、追跡調査したのだろう。

[ 2014年3月 5日 ]
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