アイコン ビル壁面用太陽光発電 大成と三菱化学

 三菱化学は、大成建設と共に、世界で初めて有機薄膜太陽電池を用いた発電する建物外壁ユニットを開発し、大成建設が都市型ゼロエネルギービル(ZeroEnergy Building:ZEB)の実現に向け建設を進めている建物へ導入し、実証試験を開始した。
 三菱化学は、産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「有機系太陽電池実用化先導技術開発」に採択され有機薄膜太陽電池の実証実験を進めてきた。

両社で開発した『有機薄膜太陽電池外壁ユニット』は、建物の外壁へ設置するためには、サイズや色など建物に求められるデザインに対応できるフレキシブル性や軽量性、また、建物の長寿命化に伴う機器更新の容易さなどが必要となり、本格的な建物の外壁対応型太陽光発電パネルは今まで実用化されなかった課題を解決するために、薄くて軽く、色の自由度を持ち合わせ意匠性が高い三菱化学の有機薄膜太陽電池(産業技術総合開発機構(NEDO)の「有機系太陽電池実用化先導技術開発」助成事業で開発中)を使用し、建物外装に関する設計・施工において、多くの実績とノウハウを有する大成建設の技術を用いる事で、クリーンで持続可能なエネルギーを供給しつつ、建物の多様な階高やスパンへの適応、多様な色の選定が可能な意匠性、軽量性、将来の機器更新の容易性、等を併せ持つ本格的な発電する外壁ユニットとなっている。

両社は今後、大成建設が技術センター(横浜市戸塚区)内に建設中の『ZEB実証棟』へ、今般共同開発した『有機薄膜太陽電池外壁ユニット』を導入し、実用化に向けた実証を進めていく。
残念ながら、安全安心として全機原発再稼動を目指す懲りないアホな経産省は、実質太陽光発電を止めるべく、2014年度は買取価格を大幅に値下げする。世界の時間に逆らい自ら時間を螺子戻そうとしている。ド官僚主導でおかしな国になってしまった日本。

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『有機薄膜太陽電池外壁ユニット』を導入し、都市型ZEBを目指し大成建設技術センター内で建設が進む『ZEB実証棟』(完成イメージ)

[ 2014年3月25日 ]
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