アイコン 呆れ返るダイバーの能力の差 セウォル号沈没潜水捜索

民間ダイバーと軍・海洋警察の能力の差
18日午後3時26分、旅客船「セウォル号」2階にある貨物室の扉を開き、最初に船内に入ったダイバーは韓国海軍兵士や海洋警察の隊員ではなく民間人だった。
19日午後11時35分に同号4階の窓を破り、初めて客室内の遺体を収容したのも民間のダイバーだった。(16日午前中に完全沈没、まる2日間の救出活動は何だったのだろうか)

 これについて海洋警察庁のコ・ミョンソク装備技術局長は「民間のダイバーはわれわれより長く水中にとどまり、専門性もある。水中の船体捜索など特殊な分野では民間の方が優れている」と答えた。この記者会見を聞いていた行方不明者の家族たちは「軍や警察が民間よりも能力が劣っているなんて話にならない」と怒りを爆発させた。

 すると、海洋警察は「軍や警察の潜水能力は、民間に比べても決して劣っていない。軍・警察の潜水は酸素ボンベを背負う方式で、空気供給ホースで船上とダイバーをつなぐ民間の潜水会社の潜水方式とは違いがある」と説明。
「装備の特性上の違いであり、能力の差ではない」と能力の差を否定した。
軍・警察は、酸素ボンベを背負って水中に入るため捜索時間が約15分に過ぎないが、深海潜水を専門とする民間のダイバーは空気供給ホースを付けているため30分以上の捜索活動が可能だという。

 海軍関係者は20日、「民間と海洋警察・海軍は役割が異なるだけで、能力の差があるわけではない。これまで取り付けたガイドライン(伝って下りるロープ)5本のうち深い個所の3本は海軍が取り付けたもの。潜水回数も海軍の方が民間ダイバーより多い」とコメントし、能力の違いを打ち消すのに必死となっている。

 以上、時間が勝負の救出活動、遅々として進まなかった潜水による救出活動、15分しかできない捜索活動、民間は30分とすれば、その開きはあまりに大きすぎる。
当局は捜索活動に従事している潜水作業員数だけを発表し、実際潜水作業をしている人たちは僅かだと批判の声も上がっていた。そして捜索時間の短さ・・・。

<各国からの支援と要請>
 当事故があまりにもその杜撰さが社会問題化し、これまで、自国で処理しようとしていた当局は、救援の申し出を断っていたものの、今頃になって支援を要請してきている。
しかし、クレーンは、現場活動が豊富な深田サルベージではなく、中国から要請するという。
米国からは、遠隔操作の無人探査機2台とオペレーターが20日午後に現場海域に到着、海中の捜索作業を始めた。21日午後にはオランダの水上救助専門会社の専門家3人が救助活動に加わる予定。 また、海洋警察はセウォル号を設計、建造した日本の関係者に応援を要請。中国にはバージ船2隻と油圧式クレーン2台の支援を要請する。韓国にとって、戦時中さながら多くの人の命より政治が大事なようだ。

[ 2014年4月21日 ]
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