アイコン 雪印メグミルク/異物混入、苦い・かび臭いの異臭問題  これで調査報告

雪印メグミルクは24日、京都府城陽市などの小学校で16日の給食に提供された紙パック牛乳に異物が混入していた問題で、外部機関による調査の結果、乳成分の焦げと繊維の一部が検出されたことを明らかにした。
 同社は、京都府城陽市の古川小学校の給食の牛乳に異物が混入していた問題で、黒い粉状の物は、乳成分の炭化物や繊維の一部だったとする外部検査機関の分析結果を明らかにした。
17日から停止している京都工場(京都府南丹市八木町)の給食用牛乳ラインの運転再開は、京都府教育委員会の判断を待つという。検査結果は24日午後に府南丹保健所に報告した。

城陽市立古川小で16日に提供された京都工場製の紙パックの牛乳6個で見つかった異物のうち、すでに自社で分析した検体以外を調べた。自社分析で1個見つかった金属粉はそれ以上出なかった。
 同社は、黒い異物については、パックのふたを加熱して閉じる際、容器内に飛び散った牛乳が焦げたと判断した。今後、ふたをする工程で焦げ防止の措置を取るという。
金属粉については、紙パックを製造ラインに流す際、浮遊していたちりなどが付着したのではないかとみており、手洗いや衣類のほこり除去など衛生管理を徹底する。合わせて出荷前検査のサンプルを増やして再発を防ぐという。

また、神奈川県川崎市だけでも643人の児童・生徒から「苦い」「カビのような味がする」との訴えがあり、東京都や神奈川県で相次いで報告されていた給食牛乳の味の異常については、「風味の問題」として、京都との関連に否定的な見解を示した。
 以上、

川崎市教育委員会によると、届け出があったのは市内の中学校5校と小学校20校。計643人の児童・生徒から「苦い」「カビのような味がする」との訴えがあったという。単なる風味・味覚の問題ではなかろう。京都との関連性を否定することはできようが、単に「風味の問題」と片付けるのは如何なものかと思われる。消費者である生徒の苦情に対し真摯に調査して報告すべきだ。

京都府の学校給食分について雪印メグミルクは21日、異物は製造工場の「微細な金属粉」だったと回収した異物を社内で分析して判明したと発表していた。
牛乳をパックに詰める際に使用するノズルから混入した可能性があるという。ほかにも繊維の一部や乳成分の焦げが見つかっており、混入の詳しい経緯を調査していた。
24日の調査報告は、これまで判明していることを発表したまでのこと。具体的で詳細な原因究明はなされておらず、まったく対応がなっていない。
こうした問題の発生をHPで開示もしておらず、ほかの工場や消費地に影響することを相当嫌っているようだが、下手に対応すると全国へ風評が拡がり、同社にとって大問題になる可能性もある。
判断ではなく、徹底した原因究明の調査が求められよう。

[ 2014年4月25日 ]
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